プロローグ
第一章 新しい世界編はじめました
俺は、激しい頭痛に悶え苦しみながら目が覚めた
「いたた、神片託授ってこんなに痛いものなのか?」
俺は固くて丈夫で艶がある木のベットの上でまだ痛む頭をさすって首をかしげる
「でも、これで神片が使えるんだな」
俺は嬉しかった
今までは危ないからって憧れてた森に行けなかったが、これで行けるようになるのだから
「早速マームに使い方を教えてもらおう」
俺はマームに会いに部屋のドアを開け、リビングに向かった
「マーム使い方教えて!!」
俺はそう叫びながらリビングに居るエプロンをつけた恰幅のいい女性に話しかけた
「まずは、挨拶だろ?、シン」
マームと呼ばれたこの女性は、女性なのに男みたいな口調でそう返してきた
「あっ、ごめん。あと、おはよう、マーム」
「ああ、おはよう、シン。神片の発現と使い方は朝食のあとでな」
「わかった」
俺はすぐに了承した。なぜなら、ここで駄々を捏ねて教えてくれないよりも、ご飯を食べてからちゃんと教えてもらった法が良いからである
「さて、お前が起きたということはあいつもそろそろおきるんじゃないんか?」
マームがそういったところで廊下を走る音と共にリビングのドアが開いた
「マーム使い方教えて!!」
そこには夜空みたいな藍に近い黒髪を腰まで伸ばし先っぽを2つ髪留めでまとめ、金色の瞳をした俺よりも背の低い妹がやってきた
「まずは、挨拶だろ?クロ」
「あっ、ごめんない。あと、おはよう、マームとお兄ちゃん」
「全く、似たもの兄妹だな」
「ははは...」
「???」
マームの指摘に俺は苦笑いするしかできなかった
「さっきもシンに言ったけど、神片の発現と使い方は朝食のあとでな」
「はーい」
「さて、早速準備しようかな。二人はそこに座ってまっていてくれ」
俺たちはリビングに設置された卓上テーブルにある椅子に座った
「お兄ちゃんは、どんな形がいいの?」
クロが神片の形について神片の聞いてきた
「できたら、高威力で遠距離をこなせるやつがいいな」
「銃とか?」
マームの神片だな
確かに銃は威力が高いが、
「いいや、できたら近距離もこなせる武器がいいな〜」
「欲張りだね、そんな形ないよ」
「いいや、わからないぞ。ていうかお前は?」
俺は、クロに聞き返してみた
「私は、攻撃なんてできなくてもいいけど、皆に役立つような形と技能がいい」
「盾とか?」
「それじゃ、私は皆の役に立てない。むしろ、足を引っ張る」
「そうか?でもそっちのほうが無くないか?」
「確かに」
「はは...」
「フフ...」
などと話している間に朝食が来た
「はい、召し上がれ」
「「いただきます」」
俺たちはマームの作った朝食に手をつけた
今日の朝食はスクランブルエッグに、ハム、サラダ、パンとバターだな。
「「ごちそうさまでした」」
「お粗末さまでした」
ふぅ〜今日のスクランブルエッグは最高だった
俺たちが少し休憩している最中にマームは朝食を片付けたのかこっちにやってきて俺たちに両手を差し出してきた
「二人とも片方ずつ握れ」
俺たちはマームの手を握った
すると体温とは違う暖かさがやってきた
「これが魔力さ、この魔力を手に集めて”顕現”って唱えれば発現できる。そして、使い方は発現したまま魔力を手に集めて”鑑定”って唱えれば武器が使い方を教えてくれる」
なるほど、マームが教えるのでは無く武器が教えるのか
「「ありがとう」」
「初めは慣れないから、自分の部屋で集中してこい。あと、攻撃魔法は使うな」
「「はーい」」
俺は自分の部屋に駆け込みベットの上で神片の発現を試みた
(さっきの熱を手に集めるように)
さっきので普段自分が感じているこの熱が魔力だとわかったが、操作がむずい
(魔力の流れをイメージして手に流すようにすれば)
するとどうだろうさっきまで少ししか集まらなかったのに今度はかなり集まった
(これならいけるかな?)
おれは、試しに唱えてみることにした
「”顕現”」
するとさっきの熱が少し失われ同時に俺の手に四角い薄い板とタガーナイフに近い形をした二つで一対の刃物が現れた
「何だこれ?」
刃物はわかる
しかし、この板はわからない
試しに板に力を加えても曲がったり折れたりせずそのままの形を保っていた
「使い方をしろうかな」
よくわからなかったので俺は使い方を知ることにした
(さっきみたいに魔力をあつめて)
「”鑑定”」
その瞬間、俺の頭の中に激しい痛みと共にこの神片の情報と使い方そして、俺の前世の記憶が入ってきた




