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19話



「うーん」


 私は目が覚めるとベッドの上で大きな伸びをした


 そして、ベッドから降り、窓の外を見た


 窓の外は曇りでどんよりしている


 これは雨になるかな?今日の洗濯物は部屋干しね


 私は今までの経験から今日は雨が降ると予感し、洗濯物は部屋で干すことを決めた


 私は別に洗濯が好きなわけじゃない


 でも、今家で洗濯ができるのは私しかいない


 お兄ちゃんは家事全般はボロクソだめで


 洗濯をすれば服がだめになり、掃除をすれば床や壁が傷つくか汚れ、料理をすれば食材を無駄にする


 昨日だって高級肉のデストロイクローの肉を無駄にしたし


 はあ、、これどうしよう


 昨日のよくわからないものはまだクロが管理している


 正直どう処分しようか迷っている


 捨てようにも、もったいないし、なにか嫌な予感がする


 というわけでまたあんなのを作らせないためにも早く朝食を作らないと行けないのだ


 私は寝間着のままリビングに向かった


 幸い朝食は用意されておらず、お兄ちゃんの姿も見当たらなかった


 まだ寝ているのだろうと思い私は台所に行き、朝食を作った


 今日は表面をカリッと焼いた食パンにジャムを塗ったものと昨日作り置きしていたスープを温めたものを作った


 さて、そろそろお兄ちゃんを起こそうと考えたけど昨日色々あったからもう少し寝かせておいて、先にいただきますか


「いただきます」


 まずは食パン


 うん!相変わらずの丁度いい焼き加減


 外はカリッと中はもっちり


 このいちごのジャムもレモンを加えたから酸味があって美味しい


 次にスープ


 はぅ、あたたまるー


 野菜の旨味と甘味の詰まったコンソメスープに人参、じゃがいもを加えることによって、じゃがいもが煮崩れするけど食べごたえがあっておいしいんだよね


「ごちそうさま」


 ふー、美味しかった


 けど...やっぱり一人はさみしい


 いつもならお兄ちゃんたちと食べるからこんな気持ちにならない


「だめだめ、しっかりしないと」


 沈みそうになった私の気持ちを強引に浮き上がらせ立ち上がり


 食器を台所まで運んだ


 そういえばお兄ちゃんにお弁当を作るように頼まれたっけ


 私はパッパと食器を洗った後


 サンドイッチを作ってお弁当箱に詰めた


 お兄ちゃんはまだ起きないな


 ん〜じゃあ、洗濯もしておこうかな?


 私はお兄ちゃんの洗濯物と私の洗濯物を取りに洗面場に向かって思い出した


 お兄ちゃんの服が血まみれなことに


 ん〜どうしようと考えていると頭の中に洗濯の手順が浮かんでいた


 えっ!?大根おろしを使うの?


 私は空間から大根とおろし器を取り出して大根おろしを作って、ガーゼでくるみ、血シミを軽く叩いた


 すると、どんどん血シミが消えてきれいになっていった


 おー面白い


 私はどんどん血シミを消していってズボンが終わって、シャツをやろうとしてこれはもう捨てるしかないと思った


 背中の部分が切り裂かれボロボロになっていてもう使えない


 でも、なにかに使えると思って空間にポイした


 さて、洗いますか


 私はタライに水を入れて、洗濯板に石鹸をこすりつけて、服をこすり始めた


 いつもだったら、かなり時間がかかっていたはずなのに今日は早く終わった


 私は洗濯物を部屋に干して、台所に向かった


 朝食が食べられていないことを見るにまだ寝ているのだろう


 しかし、寝過ぎは体に良くない


 私はお兄ちゃんを起こしに部屋に向かった


 部屋に入ると誰もいなかった....おにいちゃんでさえも


 私はどこに行ったんだろうと家中お兄ちゃんを呼んで周った


 そして、気づいた


 お兄ちゃんの靴がないことに


 まさか、街に.....


 私は靴を履いて玄関から飛び出した


 すると、玄関の先にいた人に抱きとめられた


 身長は私より20〜25センチくらい私より高いし、なんかところどころふわふわしている


 私はとっさに離れてその人を見た


 その人は口を開いた


「お、おはよう。クロ」


 その人はお兄ちゃんだった


 しかし、昨日のお兄ちゃんよりも少し身長が高いし、顔つきも少し大人びているような...


 それに....何故か髪と同じ、銀色の...ケモミミが生えていた




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