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15話



「お兄ちゃん!」


 考え事をしていたらいきなりクロに声をかけられた


「ん?どうした?」


「ずっと前から声をかけたのに全然返事が聞こえないし、気になって様子を見に来たら何か考え事をしているし、また声をかけても反応してくれないってどんな考えごとをしていたの?」


 全然聞こえていなかった


 ていうか着替えてから考えごとをしていて良かった


「わるい、わるい、ちょっとな。そういえば、今日熊肉手に入れただろう?あれ使ってご飯を作るから台所に熊肉を置いて置いてくれ」


「う、うん、わかった」


 ん?なんか嫌そうな顔をしているぞ


「変なの作らないでね」


 ああ、失敗するかと思っているのか


 安心しろ、前世は料理が得意だったからな





 一時間後


「お兄ちゃん....」


「言わないでくれ」


 俺は得体の知らない生物の前でクロに白い目を向けられていた


 浴室から出たあと、俺は熊肉の調理を行った


 なんとなく感覚でやっていたが途中で変になり...今に至るわけだ


「何作ろうとしたの?」


「何って、なんとなく感覚に従い....」


「馬鹿なの?」


 その白い目で見ないでくれ


 因みに鑑定結果がこれだ


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 ・???


 製作者 シン・ホールド


 食べるな、危険


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 となった


 なんか、鑑定結果がひどい


「どうしよう、これ」


「いや食べてよ、自分で」


「それはちょっと」


 食べちゃいけないみたいだし


 処分に困っていたらクロが料理?が乗った皿を取り空間に収納した


「ありがとう、助かる」


 素直に礼を言ったらクロに


「次、作ったら嫌でも口の中に入れるから」


「あ、はい」


 と、冷めた目で言われた


 とりあえず今日の夕食は結局クロが担当してくれて


 出てきたのは”熊鍋”だった


 もちろん、よくご飯を作っているクロが作ったものだからとてもおいしかったが、いつもにまして美味しかった


 しかも、なんか力が湧いて来た


 この状態で戦ったらどうなるんだろう


 クロに明日弁当を作ってもらえるように頼んだら快く承諾してくれた


 しかし、前世は料理が得意だったのに何故だ...


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