表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
9/15

Ep.9 『苦肉の策』

 


ゴッズ本部にいるグレートフォースのもとに、静子からの通信が届いた。驚いた4人の耳に飛び込んできた静子の声はただシンプルに、



「今を持ってチームは解散! それぞれ好き勝手に戦いなさい!」



というものだった。





唖然とするグレートフォースの4人は互いに顔を見合わせた。しかしすぐに状況を飲み込むと、皆頷いた。






カナラズ本部にいる静子は目的を達成し、息を切らしていた。背後で長官が、「おい、何を勝手な事をしているんだ!」と怒鳴ってきたが、「やかましい!」と一蹴した。



既に静子の頭は通常の状態とは程遠い混乱と興奮に満たされており、上官だとか自分のクビだとか、そんな事に気が回っていなかったのだ。






ゴッズ本部の床に、ジャニンが横たわっている。




チームとしての縛りから解放されたグレートフォースの4人は、これまでのもたつきが嘘のように超絶なる強さを発揮してあっという間にジャニンをやっつけた。



「まぁ、4対1ではジャニンといえどもこうなるのは無理もないか」



玉座の男は微笑を浮かべたままそう言うと、立ち上がり、首を回した。



「では、いよいよ、私自ら戦う時がきたようだ。覚悟せよ、若きヒーロー達」



玉座の男は羽織っていたマントを派手に振るように脱ぎさった。





カナラズ本部にいる静子は椅子に座りこみ、大きく息を吐いた。


「まったく、やってらんないわ」


静子はそう呟き、早く帰ってビールが飲みたいという衝動に駆られた。しかし、モニターの向こうで世界の運命を賭した戦いが行われていることを思い出して、画面に目を戻した。


と同時に、思いのほか情けない結果を見せたグレートフォースの面々に苛立ちを感じ始めた。


昔のようなヒーローだったらどんなに頼りになったことか。こんなだから、近頃のヒーローはナヨナヨしてるとか言われるんだっつうの。



静子はそんな悪態を心の中でつきまくった。



そして、モニターの映像を改めて凝視した。




そして、絶句した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ