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プロローグ
ここは、世界中から集められた極悪囚人が集められた島、獄島。
島の周りは海で囲まれていて、さらしに島の中だけではなく外にまで監視員が巡回している。
囚人は島の地下に作られた牢屋に収容され、朝の6時から22時までほぼ休みなく働かされている。
そしてその島から脱獄できた人間は未だに存在しないという。
しかし先日、冤罪で牢に入れられら少年、泉由希は、虎視眈々と脱走の機会を狙っていた。
留学先のアメリカから帰国した泉は、ベンチで本を読んでいたところを何者化に襲われ、目が覚めた頃にはこの獄島に収容されていた。
収容されてから一週間、1日たりとも欠かさず無罪を主張し続けたが、聞く耳を持つ看守は一人もいなかった。
訳も分からずいきなり収容されるなんてありえない。
誰も自分の話を聞いてくれるやつなんていない!!
そしてある日、泉の復讐という名の脱走劇が始まろうとしていた。