表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ストロベリーナイト

作者: 竹実

2006年誉田哲也著


残酷な描写が悪評高い本作を読んでみました。

知ったきっかけは、ドラマになったことですね。

竹内結子さんが好きな女優さんなので興味がわきました。

現時点ではドラマは見てないんですけどね。

本がおもしろかったら見ようと思って。


最初本屋でパラパラと見てたらハードボイルドっぽかったので本を戻したのですが、前から読んでみたかったのでKindle storeで立ち読みしてみました。

Amazonで評価が意外と低くてどうしてかなと思いますが、ドラマを見た人は評価が高いのでおもしろい作品なんだろうなぁと思ってました。


立ち読みはさらさら読めて、なかなか良かったので、図書館にて借りました。

本の冒頭からいきなり犯行の様子が描かれます。

確かに描写が残酷ですね。

妙に生々しいんですよね。


女性の心が男性にわかるのかなとちょっと思いましたが、読んでるうちに気にならなくなってきました。

別の点が若干気になります。

それは視点がころころ変わるところです。

登場人物の視点が場面によって変わるため、人物の感情描写は細かくてわかりやすいといえばわかりやすいのですが、私はこういうの苦手です。

よくロマンス小説でこの手の手法は用いられていますね。

相手の気持ちがわかりやすすぎて読んでてつまらないです。

もっと相手のことを想像したいですね。

本当は何を考えているのか、わからないからこそ面白いと思います。


主人公姫川に共感しにくい。

考え方に共感できない点が気になりました。


殺害シーンは確かにグロいですね。

事前に知ってたのでほぼ読まないで飛ばしましたが、細かく読んでたら気持ち悪かったかもしれません。

なんとなくそれっぽいシーンは予想がついたので、飛ばし読みできました。

女性差別という批評がありましたけど、私はそうは思わなかったですね。

被害者が男性でもこの著者は同じように書くと思います。


最後まで読んで良かったです。

途中で止めてたらこの読後感は味わえなかったと思います。

ただ、中断するということがほぼなかったですね。

先が気になったので最後まで一気に読めたって感じです。

姫川の犯人に同情する感じは最後まで読むとなんとなく気持ちがわかりました。

次作に大いに期待したいなと思います。

文庫の最後の解説みたいにそこまでおもしろくはないけど、楽しめたのは本当です。

おもしろい作品でした。

万人受けするかは知りません。

というか、万人受けはしないですね。

カルトな感じがする作品でした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ