↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
地球生まれでスキル無しな僕、冒険者パーティから追放されるも科学と技術を使って、超絶美少女な幼馴染の異世界貴族令嬢と婚約する~スキルに頼るお貴族様なんて全然怖くない!~  作者: GOM
第二章 僕、ティナと結婚をする編。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

86/89

第41話(累計 第86話) 最終決戦、開始! 僕らは手加減なしに攻撃する。

「凄く広いね、この部屋。さっき見たルークスの居る部屋も大きかったけれど」


「これ、普通の部屋じゃないと思うよ、ティナ? どう、ルークス」


<はい、カイト様。超音波エコーによる解析……、終了。約三百メートル四方の部屋と推定。明らかに空間拡張されています。これも『門』のメインユニットがある部屋だからでしょうか?>


 僕達は転移門がある城内地下室に入った。


 ……もちろんCQC的に罠や伏兵を警戒しながら部屋に入ったよ。


 この部屋に向かう途中、僕らは幾度も低位魔神(レッサーデーモン)に襲われはしたが、用意周到の僕らの敵では無い。


 罠や敵襲を警戒しながらの移動、途中ルークスの本体がある部屋も少し覗き込んで敵の存在が無いのを確認。

 これで、ルークス自身の安全を確保できた。


「カイト、部屋の奥の方が明るいな。あそこに?」


「ええ、レオン。妖気からして、あそこにアードルフが居ます。そして転移システムの中枢も」


 部屋中央らしき部分から光が見えるが、部屋がとても広い為に部屋全部が見通せない。


「では、警戒しながら……」


「ふははは! レッサーや雑兵程度では足止め、時間稼ぎにもならんか。まあ、良い。我が玉座まで来るがよいぞ! ここまで来て罠なぞ下衆いな手は使わぬ!」


 僕が注意を警告すると、それを馬鹿にするように朗々と部屋中に響く声で叫ぶ魔神アードルフ。

 既に自分が勝ったつもりなのだろう。


 ……ふん! 僕達を甘く見てるが良いよ。


<勝ったつもりですね、アードルフ。ふふふ、ワタクシ達の秘策を喰らうが良いのです!>


「ルークス楽しそうね。お兄さんとお話出来たのも良かったのかしら?」


<はい、ティナ様。兄上を説得できましたので、後はアードルフさえ倒せばハッピーエンド。あ、ティナ様の呪詛も解除して完全勝利を目指さないとです>


 ウキウキ声のルークスと楽しそうに話すティナ。

 とても決戦前の雰囲気とも思えないが、悲痛に戦ってもしょうがない。

 相手を過大評価もしないし、舐めて油断もしない。

 自然体で戦うだけだ。


「ティナちゃん見てたら緊張ってのも無いね」

「ですね、アデーレお姉さま。わたしも怖く感じないです」

「さて、冒険者パーティ『紅蓮(ブレイザー)』の大舞台、全員生きて勝つぞー!」

「おー!」


 珍しく無口なヴィリバルトすら、糸目を開けて大声で勝ち鬨を上げてくれている。


「はは。外様な私ですが、それでもあまり恐怖を感じないのは実に素晴らしい。さあ、魔神を退治して世界を救いましょう!」

「俺も久しぶりの戦闘に、楽しみでならん!」


 リヒャルト様に加え、パウル様までノリノリなのは、どうなのだろうか?


「ま、まあ油断はしないで行きましょうか」

「うん、カイト!」


 ティナに腕組されながら僕は魔神の元へと歩んでいった。


 ……僕も油断してるなぁ。ま、ティナが可愛いから良いかな。


  ◆ ◇ ◆ ◇


「よくぞ、我が前まで来たな、勇者どもよ。しかし、時すでに遅い。我は既に異界への『門』を開いたぞ。お前たちが争ってくれたおかげで多数の魂が手に入った。おかげで門を開くのが楽だったぞ」


「じゃあ、門の向こうごと殲滅すれば良いだけですわね。皆、行くわよ!」

「御意!」


 背後に「異界への門」、円状に開いた虹色の幕状の入り口を背に勝利宣言をするアードルフ。

 周囲には多数の上位魔神(グレーターデーモン)、下位魔神を従えている。


「ふははは! これだけの軍勢を前に怯えもせぬのか。小娘と思っておったが、見事なり。では、我が軍門に下るのだ!」


 アードルフに従う魔神達は魔法を詠唱し始める。

 しかし、遅い!


(あね)さん、レオン!」

「あいよ!」

「おお!」


 僕らは準備していたものを急ぎ担いでた背中から降ろし、魔神達へと向けた。


「撃て!」


 僕の指示で引き金が引かれる。

 そして二つ並んだ8ミリ弱の銃口から、銀の雨が魔神達へと降り注いだ。


「な、なんだとぉ!」


 とっさにバリアーを張ったアードルフはなんとか耐えるものの、攻撃魔法を詠唱するのに集中していた魔神達は紫色の血煙を吹き出しながら倒れていく。


「わ、我らには魔法銀(ミスラル)以外の武器は通じぬはず! ど、どうして!?」


「そんなの、……えっと何でしたかしら、カイト?」


「ちょ、ちゃんと決めてよねぇ、ティナ。二人は撃ち方止めないで!」


 ずっごける発言をするティナをひとまず放置して攻撃を止めない僕達。

 迂闊に手の内バラす必要もないので、足止めの意味も兼ねて撃ち方をやめない。


「ぐぐおぉぉ!」


 焦れたアードルフ、魔力を拡張してバリアを巨大化。

 完全に僕らの銃撃を撃ちとめる。


「次、パウル様、ヴィリバルト。お預けしていた荷物を僕へ」

「あいよ、婿殿」

「ん!」


 レオン達に汎用機関銃(M60)を撃ちっぱなしにしてもらいながら、僕は次の手を打つ。


「僕の背後に誰も来ないでね。さあ、いくぞ」


 僕は背負った(カールグスタフM3E)をアードルフにむけ、引き金を引く。

 筒から84ミリの対戦車榴弾(HEAT)が飛び出し、バリアを張っていたアードルフに突き刺さった。


「ぐわぁぁ!」


「これがカイトの力なの!」

「いや、地球の武器の力なんだけどね」


 得意げなティナに思わず突っ込んでしまう僕であった。

<まずは初手で優位を取りましたね。ワタクシが弾丸や銃身のミスラルコートを手配してて良かったです>


 ルークス君、先にネタ晴らしはダメですって。

 では、明日の更新をお楽しみにです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。