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闇属性だけど脚光を浴びてもいいですか―追放された少年暗殺者はワケあり闇美少女たちと真の勇者へ成り上がる  作者: ミオニチ
【第1部 輝く月】3章 あたしの救世主さま。

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54話 主役。※

※引き続き別視点でお送りします

「うぁ……! うあああぁぁぁぁぁ……!」


『さあ! では、ここでパーティー名【最高に自由(マックスフリー)】が聞きだした、本日のイベントの主役の白い小羊、ディシーちゃんに関する情報をお伝えしましょう!』


 大量の魔力照明でまぶしいくらいに照らされた倉庫の中。


 中央の巨大ベッドに投げだされ、泣きじゃくるあたしをしりめに、拡声魔力器で増幅された耳ざわりなほどに陽気な声が響く。


 そして、ひとを見る目のないあたしが今日会ったばかりのひとを信用して話してしまった身の上話をおもしろおかしく茶化したようにして語りだした。


『不幸にも【闇】属性に生まれてしまったディシーちゃんは、当然ながらお友達がいませんでした! 両親もすでになく、ずっとおばあちゃんとのさびしいふたり暮らし! そんなおばあちゃんが亡くなり、ついにひとりぼっちになったのを機に、ディシーちゃんは旅に出ることを決意します! きっと、この世界のどこかにはこんな【闇】属性の自分を受け入れてくれる場所があると信じて……! で・す・が! あわれ、そんなディシーちゃんは今日、見てくれだけはそこそこの中身最低でぺらっぺらな男たちにだまされて、真っ黒な――いえ、真っ白な転落人生を歩んでしまうことになるのでした!』



 ……なにがそんなにおもしろいのだろう? あたしの人生を、あたしの気持ちをひとつも知らない、知ろうともしない男たちがその表面だけをさらったような身の上話を聞いて、狂ったように歓声を上げる。


 泣きつかれたあたしは、まったく違うことを考えていた。


 あのとき。あの子たちを選べていたら、どうなっていたんだろう? 


 もし少しだけタイミングが違って、あの子たちを先に選べていたら……ふふ。きっと、ぜんぜん違ったんだろうな。いま、あの子たちなにしてるんだろ?



『さあ! それでは本日の主役の紹介も終わったところで、そんなディシーちゃんの人生を真っ白に染め上げる一番槍! 我らが【はき違えた自由(ノーアウトフリー)】のリーダーにご登場いただきましょう! ゲスリー・フールフリー! とその直属のみなさまです!』



「ゲハハハハハァッ!」


「ひぅっ!?」


 そんなありえない妄想にすがるあたしに、現実はさらなる過酷さを連れてくる。


 見ているだけで生理的嫌悪感を覚えるような蛙魔物のような顔をした男が、頭から袋をかぶった大男と、やせぎすのギョロギョロと異様な目つきをした頬のこけた男を連れて現れたのだ。

 お読みいただきありがとうございます。続きを読んでいただける方、ぜひブックマークを。

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 作者はそれを更新頻度にも影響するくらい、モチベーションにして執筆していますので。

 あたたかい感想などもいただけたらとてもうれしいです。


 すでにいただいた皆様には感謝してもしきれません。

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