第9話 エリスの無念 晴らす 後編
「霊、を呼び出せないかな。」
アジトは、独り言を呟く。
コウモリ野郎が、
「呼び出せる。呼び出すことが、出来る。」
と言った。アジトは、ラッキーと思い、こう呟く
「如月アツキを呼び出して、」
「OK、如月アツキの霊を呼び出す。お前の目の前に呼び出すから、待っててくれ、」
「うん。」
「神よ。この者の前に、如月アツキを呼び出せ」
「うわぁー」
アツキが目の前に居た。
「あ、アジト君、」
「アツキ、あのさ、お前を殺したのは、誰なんだ?」
「それは、小川夏人」
「そっか、ありがとう。警察にちゃんと言ってくる」
「通用するか、どうか、あ!だけど、夏人が、確か、事件また起こしてるから、それだったら通用すると思う」
「ありがとう」
俺は、走って、警察に行った。
「あの、事件について、お願いがあるんですが、」
「なんでしょうか?」
アツキが、呟いた。
「如月美玲の事件だよ。」
アジトは、心の中で「ありがとう、」と言った。
「如月美玲の事件についてなんですが、それ、小川夏人が犯人だと思われるんですよ。」
「証拠は、」
「霊を呼び出して、その霊に聞きました」
「んな、霊なんて、居るわけないでしょう?冷やかしは、辞めて下さいよ〜。」
「そうですか、それなら」
コウモリ野郎が、如月アツキを、警察官に見えるようにした。
「ん?君の後ろにいるのは?あ、足が無いじゃないか!」
「だから、言ったじゃないですか、居るんですよ」
「わかった、僕からなんとかするように、言っとくから、帰りなさい。
エリスの無念、晴らす事が出来たのか。
だいぶ空いてしまってすみませんでした(T ^ T)
遅いですが、明けましておめでとうございます。
今年も「時計台の近くで」をよろしくお願い申し上げます。
読んでくださりありがとうございました。