第1話 知ってるよ。
俺は、上野アジトだ。知ってる奴もいるだろうが、
まあ、それは、さておき、
「この状況、なんだよ」
アジトの目の前には、妖精が見えていた。
「また戦うのか?」
「ええ」
「俺、コウモリ野郎と戦った時、思ったんだよ。殺すってこと。本当に、心が嫌になってしまったんだ、コウモリ野郎には、本当に罪悪感しかないんだが、」
「そう、ですか、ヒーローになりたくないんですね。その言葉、結構聞きましたよ」
「ああ、こんな気持ちで、ヒーローなんか名乗れないさ」
「まあ、俺は、お前が悪いことをしているんじゃないかと思っている。」
「そうですか。貴方様がそうお考えなのであれば、私は、口出しする意味ないですね。」
俺の中で、わかった気がするんだ。俺の能力は、「跳ね返す能力」、それだけじゃない。俺の能力、それは「心を読む能力」だ。
凄く聞こえる、妖精の悪事が、何もかも、全部。
コウモリ野郎が消えた瞬間だって、俺は、コウモリ野郎は、
「コイツ騙されているんじゃないか」
など聞こえていた。
それで、俺は、罪悪感を覚えていた。
「アジト様、」
「聞こえているんだよ。」
「えっ」
「お前の心の中、どう思っているか」
「なんで、貴様が、さては、あの能力が目覚めたんだな。」
「ああ、そうだよ。妖精さん」
そうアジトは、言った。
どうも!作者です。
ちょっと、急展開起こし過ぎましたかね?
それと、読者様ありがとうございました!