もふもふは正義。
こんにちは。
みなさま幸せにもふもふ楽しんでおられますでしょうか。
かく言う私ももふもふ大好きです。おもに猫なんですが、わんこも大好き。もっふもふ~。犬でも猫でも、あの耳の後ろのもふもふっ毛がたまらないんです。
SNSでも、可愛い写真や動画があるとついすぐに「いいね」とか押してしまう。
いま、うちはペット不可物件のため残念ながらもふもふが飼えません。しかたないのでちょっと前に金魚たちを飼いましたが、可愛いんだけどいかんせん、もふもふではない……。てろてろのぷくぷくである。お好きなかたには悪いのですが、どうも私は萌えなかった。
やっぱり、改めてもふもふは正義だなと思いました。
我が家のもふもふと言うと、結婚前、実家にいた十代のころから飼っていたメス猫です。お尻のあたりのトラ縞がもやもや~っと雑巾のように崩れたような柄の猫でした。
ある程度実話をまじえた拙作の童話やら、「ぽっちゃり」なエッセイをご存知のかたにはネタバレしてしまっていると思いますが、ここでも少し。
もとは野良猫だった母親の黒猫が我が家に居ついたのがはじめで、その猫が生んだ三匹のうちの一匹がその子でした。あとの二匹はオスでしたが、黒猫は行方不明になり、もう一匹のトラが貰われて行って、我が家にのこった最後の一匹でした。
不思議と一番私に懐いてくれていたので、私が一人暮らしを始める際に連れて出ることになり、結果そのまま一緒に今のダンナに貰われることになりました(笑)。
あの阪神淡路大震災のとき、どうしても家の中にいるのが怖くて車の中に避難し、数日を過ごしたときにも、一緒に連れていた猫でした。
猫って、なでるといいきもち。
本人(猫なんだから本猫か?)も気持ちよさそうにゴロゴロいいますが、こちらも本当に癒されます。あの極限の場にあっても、彼女がいてくれたことがどんなに救いになったかしれません。
つい最近知ったのですが、あの「ゴロゴロ」には免疫力をアップさせる力があるんだとか。ほんとか嘘かわかりませんが、少なくとも私とその猫については長年、大きな病気もせずに来ることができました。
猫は私が子供を産んで一年ほどしてから天国へ。
なんと、二十四年も生きてくれた。猫としては大往生でした。
それもこれも、一緒のときには私の魔法の手のテクでもって、息が止まりそうなぐらいにゴロゴロいわせまくった結果ではないのかしらと、今はひそかに思っています。
動物たちは、自分の意思で人間のそばにいるのではなく、多くは人の意思によってその場に連れてこられるものかと思います。だからこそ、できるだけ幸せに、たくさんたくさん愛してあげて長生きさせてあげたいものです。
ああ、癒しっていうよりはしんみりしてしまった! すみません!
でも、生き物を飼うって、命と向き合うことですものね。
どんなひどい目に遭ってもただ淡々と事実を受け入れ、死ですら淡々と受け入れて生きていく生き物たちが、このごろ愛おしくてなりません。
もふもふに癒されよう。
でもそれ以上に、もふもふたちを癒してあげよう。
このごろ、そんなことを思います。