表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

駄文

相互評価ってそんなにおいしいの?

作者: 尾多 悠

相互評価を批判したり助長する内容ではありません。


※2016/03/18 追記

「小説家になろう」様の利用規約「第14条 15項」において、

「小説家になろう」内での『特定の作品に対する評価を依頼する文章を投稿する、又はメッセージで送信する行為』は明確に禁止されております。


※2016/08/22 追記

上記の項目の規約が改訂され、

「小説家になろう」内外問わず『特定の作品に対する評価を依頼する文章を投稿する、又はメッセージで送信する行為』は禁止されました。

詳しくは利用規約をご覧ください。


その旨、ご理解頂きますよう予めご了承ください。

「相互評価しませんか?」「12ポイントつけ合いませんか?」


 なんてメッセージがtwitterでちょこちょこと飛んで来るようになりました。


 小説家になろう(以下、なろう)において、投稿された作品には読者の方々のブックマークと評価によりポイントが付く。

 それにより作品にはランキングという優劣がつけられ、また、面白さを判断する指標となる。


 一人につき、ブックマーク(2pt)、評価(文章:5pt、ストーリー:5pt)である。


 なので、上記で述べた12ポイントというのは一人で付けられる最大のポイントということ。

 要するに、手っ取り早く自作品のポイントを底上げしたいという意図なのだろう。



 で、大いに疑問なんですが、そんなことしてついたポイントって嬉しいの? ってことなんですよね。


 先に断っておきますが、私の作品はブクマも三桁に達していない、いわゆる「なろう」で言うところの底辺です。

 なのでまあ、負け犬の遠吠えとも、底辺の戯言とでも思ってください。ひがんでんじゃねーよ、ガハハハと適当に笑い飛ばしてもらって大丈夫です。( ノД`)



 そもそも、初めからポイントつけ合いませんかって、「あなたの作品になんて興味ないですよ」って言われてるのと同じで気分が良いものではありません。

 いきなり見ず知らずの他人から金貸してくれって言われているようなもんですね。何言ってんだこの人はって。ポカーンです。( ゜Д゜)


 一定の需要があるということは理解します。ポイントで優劣がつく世界です。数多ある作品の中、多い方にこそ目が行くでしょうし、そうしなければ読まれない……というのもあるにはある。世知辛い話ですけれど。


 露骨な言い回しは避けて中には読み合いませんか? なんてのもありますが、こっちがちゃんと読んで感想書いても音沙汰なしってのもあるので、この手のメッセージは信憑性を疑わざるを得ません。


 別にそれが不当だと糾弾するつもりは毛頭ないし、ポイントはポイントです。自ら営業し、売り込もうとする行動力は見習うべきところもあるのでしょう。


 ただ、本当にそれで満足なのか……? と、私には理解しがたいところです。


 そりゃまあ、評価は気になります。だって作者だもの。

 一人でせこせこと書いてるだけじゃ物足りない。誰かに読んでもらいたくて、共感してもらいたいからこうして外の世界で脳内物語を公開しているわけでして。

 ブクマの増減、アクセス数に一喜一憂、というのは日常茶飯事。気にしすぎると禿げますね、確実に。


 しかし、中身のないと知ったポイントに、どれだけの価値があるのか。ポイントはポイントですが、これは気分の問題として。

 実際、残念ながら私の作品にもそうしたポイントはございます。

 相互に応じたということではなく、ポイント入れたのでよろしくお願いしますというやつや、明らかに読んでないけどそれ目的っぽい評価入れられてる的な。(逆お気に入りユーザーを辿って評価作品の日付とかを見るとなんとなくわかります)

 まあ、ありがたいと言えばありがたい……だが、虚しい。(笑)

 初めて作品を投稿し、頂けたブクマの2ポイント……感想の感動に比べればその重みの差は歴然なんですよね、悲しいことに。


 なれ合いが悪いなんてことはないと思うんです。


 大変ありがたいことに、私の作品を好きと言ってくださる方はおります。


 私から作品を読んで感想を書いて仲良くなった方、感想を頂いてこちらからお邪魔して仲良くさせて頂いている方、両方です。

 心ある作者様なら、自分の作品に興味を持ってくれれば、「じゃあ……」と拝見しに行くのが普通の感覚だと思います。少なくとも私はそうです。

 作品が合う合わないかは別問題ですが、少なくとも、何かお礼をしたい、と思うのが人情と言うもの。

 実際に私が百パーセントお返しできているかといえば残念ながらそうでもないのですが、少なくともそういう心の動きはあるのです。

 その結果、仲良くなって懇意になるのは問題のない話でしょう。お互いの作品をちゃんと読んだ上のことだったらなおのこと。そういう意味での相互っていうのなら万々歳です。


 だから、いきなり「ポイントつけ合いませんか?」「相互評価しませんか?」って言われても「うーん?」ってなってしまう。


 堂々と「あなたの作品に興味はない」って、言っているご本人の作品にも跳ね返る言葉ですから。

 言い換えるなら、「自分の作品に興味なんてもってもらわなくてもいいから、ポイントだけ入れてください」って言ってるようなもの。

 読んでもらいたいから公開してるんとちゃうんかい、と。


 別に誰に理解されなくてもいい。書きたいように書くだけだと誇り高き作家を自称するわけではありません。むしろ読みました、なんて言われたら尻尾振って喜び懐く性分です。(笑)

 ただ、そこまでして自分の作品……頭を痛めて生んだ我が子を貶めてまでポイントをもらおうという度胸は、私にはないのです。


 なんかごちゃごちゃと取りとめのない話になり恐縮ですが、結論を言うと、作品を読まずに評価を入れようとする人の気持ちがよく分からんってことです。

 駄文失礼致しました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 日間ランキングに入ってましたので読んでみました! とても正論だと思います! 相互評価なんてしてもろくなことがないですよね!
[一言] こういう行為をしていると、心が死んでいきそうなもんですけどね……。 少なくとも、私は虚しい。 心の死んだ作家に、読者の心を揺さぶれるとは思えない。
[一言] 初めまして。大いに頷きながら読ませていただきました。私もずっと気になっていたことでした。もはやSNSの「いいね!」のような扱いなのかなぁと思いながら…。スッキリしました。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ