青のペン
青色のペンで書いた願いは叶うといわれる。僕の机の上には青色のペンがあった。だけど今はない。
そう…。それはきっと必然性だったのだ。僕はよくペンを痛めつけていた。落としたり、折ったり、投げつけたり、なにかしらムシャクシャしているとペンに八つ当たりしていた。だからあの青色のペンは自分で自分の願いを叶えるために、また他の仲間たちを救うべく旅立った。きっとどこか遠い地で願いをかなえる方法を探して道を歩いているだろう。
もうわかっただろうか?自分自身で願いを叶えることができるということを…。
あれから何年たっただろうか? 私の願い。それはあなたに大切に扱ってもらいたかった。あなたはすぐにペンを止めて、私たちを粗末に扱った。あなたが苦労しているのはわかっている。
それでも…。
私は願う。
どんなことがあろうと、どんなにちっぽけな存在だとしても。