『蒸しまんじゅうと手延べそうめんとプレスマン専用芯』
掲載日:2026/03/30
女房の父が、婿に、蒸したての蒸しまんじゅうを試走したところ、蒸しまんじゅうを初めて見た婿は、気持ち悪がってたべなかった。湯気が立っているのが、生きている虫に思えて、虫まんじゅうだと思ったのである。
続いて、手延べそうめんがふるまわれたが、この地の名物である手延べそうめんは、一本が一丈もあるようなもので、婿は、箸でたぐり上げても端がわからなかったので、立ち上がったが、それでもだめだったので、箸でそうめんをたぐったまま、二階に上がっていった。その様子を見て、女房の父は、この婿はばかだな、と思ったが、二階から、婿が、しゅうと殿、そうめんには、こんなに長いものがあるのですな、プレスマン専用芯みたいですな、と言ったのを聞いて、紙一重かもしれない、と思い直した。
教訓:紙一重と言う言葉は、紙一重のどちら側なのかを明確にしていないので、都合よく受け取ってもらえる可能性がある。口裂け女に、あたしきれい?と訪ねられたら、紙一重、と答えると、悩んでいる間に逃げられるかもしれない。




