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1 湊絵糸

はじめまして。作者です。おそらく誤字脱字があります。

暖かい目でお願いします。よろしくお願いします。

ある雨の日の夜、高校1年生美術部マンガ家志望、(みなと) 絵糸(えいと)は腕をなくした。


「絵糸ー何描いてんの?」

「ん?分かるだろ?座ってる人」

騒がしい教室の中、黙々と絵を描く少年、湊絵糸はクラスメイトの吉田に話しかけられた。


「しっかし本当お前は凄いよな?」

「何が?」

「いやだって将来マンガ家になるために時間があれば絵を描くか、マンガを読むか、頭の中でストーリー構成考えてるばっかりで全く他のことしねえじゃん。凄いと思うよ。勉強もしてねえけど...」

「お前は褒めてんのか?馬鹿にしてんのか?」

「どっちもだよ」

「あっそ...てかっ,なに急に物語の冒頭みたいなこと言ってんだよ。」

「すぐそういう考えに至るのはさすがオタクだわ。」


絵糸は小さい頃に読んだマンガ『鬼滅の刃』に感動し自分も読者に感動を与えるようなマンガを描くマンガ家になりたいと考えていた。


「まあでもそのおかげあってか絵糸の描くマンガは面白いよなーこの前絵糸が描いた『王の逆襲』も良かったわー皆褒めてたし。」

「皆って...お前、またクラスラインに載せたのか!?」

「ごめんって、面白くて、ついっ」

「お前なあ載せるなら事前に言えよ!...ところでさあ反応どんな感じだった?」


吉田はたまに勝手が過ぎると思いつつ絵糸は周りの反応が気になった。


「そりゃあもう絶賛の嵐よ、内容も面白いし、何よりあの圧倒的画力この学校で一番上手いんじゃねえか?」


絵糸はとても喜んだがそれは一瞬だった。


「ありがとよ...でもこの学校で一番ではないよ。」

「えっ...?」

「お前は帰宅部だから知らないかもだけど美術部には絵うまい人たくさんいるし、そこの藤宮さんは少なくとも俺と同等か俺以上だよ。」



絵糸はそう言って教室の左端にいる少女を指差した。


「へえ..そうなんだ。...っていうかあんな子いたっけ?」

「失礼だろ!」


っと言いつつ絵糸も彼女の絵を見るまでは認知していなかった。


キーンコーンカーンコーン

そう話している間に学校の鐘の音が鳴った。


「げっ..もう授業かよ。」


といいながら吉田は席へ戻っていった。

絵糸も授業に備えて絵をしまっていると教室の左端の藤宮がこっちを見ていたが絵糸がそれに気づくと藤宮はビクッと驚いた様子で目をそらした。

絵糸は話していた事に気づいたのかと思いつつ授業の準備をした。

最後までありがとうございました。

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