10月17日 20時00分 神谷 稔
10月17日 現在時刻 20時00分
「くそっ何なんだよこいつは」
俺は変態に追われていた。
時は少し戻る。
奴が銃口を向けた途端横に瞬時に飛び銃弾は俺の頬をかすめていった。
「っつ!」
頬から血が滴り落ち睨みつけるように奴の方を見ると平然と銃口をまた向けてくる。
「こいつ正気か」
すぐさま走りだし現在に至る。
かれこれ10分このおいかけっこは続いている。
何が悲しくてこんな変態と・・・・・・
降りる階段を発見しその階段の裏に身を潜めた。
奴から逃れるためではなく隙をついて近接距離に持ち込みたいためあえて自分のネームプレートを階段を降りきった場所に置いた。
数分後奴が階段から降りてきた。
「クケッケケクケ」
相変わらず何を言ってるのか不明だ。
だがシナリオ通り階段を降りきった後俺のネームプレートを発見し視線が下に落ちた。
その瞬間を見逃さず飛び掛った。
奴の顔面に正拳突きをくらわし奴がよろめいたのを確認後に回し蹴りを腹部に放った。
奴は地面に倒れうめき声を上げ顔や腹部を押さえている。
拳銃は俺の足下の近くに転がっておりすぐに回収した。
奴の方に目線を向けるとゆっくりとだが情態を起こそうとしている。
「グゲッグググ!」
情態を起こした瞬間飛び掛って来たが奴が突き出す拳をかわしたと同時に体を旋回しその勢いで奴の顎に裏拳を振り抜いた。
ガギッという音と共に変態が崩れ落ちた。
俺は深く深呼吸をして奴の体を揺さぶってみたが反応がない。
「しまった・・・・・・やりすぎたか・・・・・・」
とりあえずまた目を覚まして襲い掛かって来ても困るので近くの部屋のTVコードを拝借して奴の手首と足首を縛り上げ起きるのを待つことにした。
奴の持っている情報を手に入れるために。
「あー早く起きてくんねぇかな」
10月17日 現在時刻 20時28分




