10月18日 06時05分 伊坂 水無月
10月18日 現在時刻 06時05分
もう何人殺しただろう・・・・・・正確な数も覚えていない。
只一つ言えるのは主人格の葉月から水無月に人格を変えてもう何時間も経過する。
こんなに行動できたのは始めてのことだ。
今までならすぐに葉月の邪魔が入り長く行動は出来ないのだが・・・・・・
考えてたその時近場でコツコツと足音が響いた。
すぐにその付近に隠れながら進むと一人の男性が歩いていた。
疑問に思ったのがこんな銃声や悲鳴の飛び交う場所で物怖じなくスタスタと廊下を歩いているとこだ。
今までの奴らとは違う何かがあると感づくが私は武器や弾薬もまだかなり所持している、弾切れということもまず無い。
それにターゲットも武器を隠している可能性はあるが今は丸腰に近い。
接近して引金を引くだけ・・・・・・簡単な事だ。
私はすぐに実行に移し絶対に外さない距離まで接近し銃弾を放った。
放った長後ターゲットは軽く横に跳び何事も無かったかのように回避する。
「・・・・・・えっ」
思わず声が出てしまう程の出来事・・・・・・
ターゲットは振り返りもせず背後から来た弾丸をかわした。
そんなことできる訳が・・・・・・
一瞬硬直した隙にターゲットを見失い急いで探そうと廊下の曲がり角を曲がったら奴はいた。
隠れている様子も無く毅然とそこに立っている。
男は私を見てすぐにこう告げた。
「もう充分楽しんだだろう、早く葉月か卯月に変われ」
こいつ私達を知っているの・・・・・・
戸惑いは隠せないがせっかく手にしたこの身体、何故葉月に返さなければ・・・・・・
「嫌だ・・・・・・ね」
すぐにその返答を拒否する。
「そうか、じゃあ少し痛い目を見てもらうか」
私はすぐに銃を乱射した。
弾切れになるまで使用し弾切れになった拳銃はリロードせず捨て次の小型拳銃に手を出す。
それを何回か繰り返しついに持っている拳銃も全て弾切れになった瞬間ターゲットは私目掛けて一発の銃弾を浴びせた。
「ぐっ・・・・・・」
左肩をかすめた程度で致命傷ではないが一瞬目線を落とした瞬間奴の右拳が私の腹部にめり込んでいた。
「がはっ・・・・・・がはっ」
腹部を押さえ両膝を地面に落とす。
「もう寝てろ」
そう一言残し、もう一度重い衝撃が走り、私の意識は失った。
10月18日 現在時刻 06時23分




