10月18日 00時47分 伊坂 葉月
10月18日 現在時刻 00時47分
階段を上りきると大きな広間に出た。
銃声などが平気で飛び交うとこにこんな広い場所は恰好の餌食だ。
と、辺りを伺い瞬時に考えたまでは良かったが・・・・・・
その広間には先客がいた。
そしてまだ私には気づいていない。
私はその人達から見て死角の壁に潜みビクビクしながらも話を盗み聞きした。
「くそっ!あの女」
見ると男は左腕を押さえ服の上から血が滲み出てた。
「油断さえしなければ一瞬で殺せたんだ・・・・・・くそっ大事なナイフも奪われた」
男はかなりの大柄で気性がとても激しい。
私は怖かった。
「そうゆう油断が命取りなのよ」
今度は声の高いというよりは子供?女の子の声がした。
「けっ!てめぇこそ#07を取り逃がしただろうが」
「取り逃がしたんじゃなくて邪魔されたんだよー」
「同じことだろうがよ!」
・・・・・・#07と聞いて私はポケットから二枚のネームプレートを取り出した。
#04 伊坂 葉月
#07 神谷 稔
やっぱり狙われてるんだ・・・・・・私達。
また緊張してきて手足の痙攣が止まらない。
「くそっ!俺はもう行くぜ、あの女に借りを返さないと気がすまねぇ」
大男は階段を下りようとする。
「#01それと#02には気をつけることね・・・・・・私達ではまず勝てないよ」
子供は呟いた。
「わかってるさ」
大男は半ばキレ気味で階段を下りていった。
子供は大男を見送ると近くにあったドアノブを回して広間を出た。
私はまたいつもの症状の発汗と痙攣が止まらず壁にもたれるように目を閉じた。
10月18日 現在時刻 00時56分




