10月17日 20時54分 神谷 稔
10月17日 現在時刻 20時54分
「うっ!」
俺の意識は戻った。
この能力を使うと反動なのだろうか?頭が割れるように痛い。
たった一、二分の出来事でも頭を鈍器で殴られたかのような不快な感じだった。
頭を必死に押さえつつ俺の手に反応したメモ用紙を開いてみた。
開くとA4サイズぐらいの大きさにになり結構詳しい地図が写し出されていた。
何の確証も無いがこの洋館の地図だろうと率直に思った。
後はこの地図の写し出されている部分を判明したいが頭痛が酷く考えられそうにも無い。
ふと目に止まったのが地図に表記されている数字だった。
3 4 7 8 9 11 13 14 15 16
そのうちの11 14 16 の三つは赤く塗りつぶされていた。
何か関係していることは明白だが・・・・・・
今のコンディションでは考えることも難しい。
小休止しようと思ったその時。
「・・・・・・ッグゲ」
桐嶋が目を覚ました。
まぁ身動きは取れないよう拘束しておいたから害はないだろう。
ただ・・・・・・
「ゲグッゲグッグゲッゲググゲググッグググゲググゲグ!」
もの凄く五月蝿い(うるさい)
「グゲーググウゲググ」
縛っているコードを取るのに必死で体を曲げたり捻ったりしている。
頭痛が酷くなければ黙らしてやりたいが・・・・・・
「グゲウッググググゲググゲウググ」
「あーうるせぇ!壊れたスピーカーかてめぇは!」
「グゲッ?」
「てめぇには聞きたい事が山ほどあるんだよ!そこで静かに妄想でもしてろ」
と、言ったときだった。
ガチャリ。
俺と桐嶋のいるちょうど真横のドアがギィーという音と共に静かに開いていく。
流石の桐嶋もここは空気を読み声を出さなかった。
すぐに身を潜める事も出来たが桐嶋の例もあり後手に回るより先手を取ったほうが有効だと考えた。
俺は桐嶋から奪った拳銃を開いていくドアに向ける。
ドアはまだ半開きだ。
というより半開きから一向にドアは開いていない。
こっちの様子を窺っているのか?それとも罠か?
俺は意を決してドアノブを掴みその不気味な場所に侵入した。
その場所は真っ暗で何も見えない。
手探りで明かりを付けると大きなベットが一つ、寝室というイメージが強かった。
その他には何も無く一目で全体が見渡せる程狭い寝室だった。
「・・・・・・誰もいない?」
「いるよ、ここに」
すぐに自分の真下に目線を落とした。
「バカな子供だと・・・・・・」
その小さな子供の手にはとても似合わない黒い獲物。
「バイバイ」
パララッという軽い音と共に俺は倒れた。
熱が出たように俺の体は熱くそして・・・・・・意識が途絶えた。
10月17日 現在時刻 21時15分




