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決戦前夜

「準備はいいか!!!お前ら!!!!」

俺は右腕を勢いよく上げる。

「はいっ!!!!」

オーガ軍は俺の声に呼応し勢いよく拳を上げる。


「打倒、会長(エルダ)!!! 打倒、会長(エルダ)!!! 打倒、会長(エルダ)!!!」

オーガ軍の士気は最高潮に達している。


「いよいよ明日だね、芋助・・・」

隣に座った巨人の魔女が、優しく俺に語り掛けてくる。

「"はつえ"さん・・・俺、必ず戻るから・・・だからさ・・・俺が戻ったら葬式上げてくれ」

俺は空を見上げて、現世へ戻ることを誓う。

ガバッ

「芋助、アンタはよく頑張ったよ・・・7歳で両親亡くしてさ・・・よく頑張ったよ、ねぇ」

「ごめん、"はつえ"さん・・・勝手に死んでごめん!!!」

ザァーーーー

魔女の目から落ちた大量の水滴が、薩摩の全身を濡らす。

その水滴は人肌のように温かく、少ししょっぱかった。






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