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厄災の紅竜  作者: 海月 木野子
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007 ルノの日常

ルノ視点での話です。

最近、楽しみができた。

それはルビリア様とお話しする事。

ルビリア様はとても物知りで、いろんな物語や、この国の歴史の事を教えてくれた。

明日は何を話そうかと考えることが楽しくて仕方がなかった。


「何を笑っていらっしゃるのですか、気持ちが悪い。おぉ嫌だ嫌だ」

教育係のザガンの一言で現実に戻される。


「…何でもない」

ボソリとつぶやく。


「それでは今日は、こちらのページからお教えしますよ」

そう言ってニヤニヤしながら、また難しい書を持ってきて僕に”教育”を始めた。

教育とは名ばかりで、子供には難しすぎる勉強を強いてくる。

当然わからない僕は罰として鞭を受けたり、ザガンの機嫌が悪い時には蹴られたり殴られたりする事もあった。


他のマナー等の教育係はザガンのように暴力を振るう事は無いものの、腫物扱いだった。

僕付きのクランだけは、隣国出身なせいか紅色の嫌悪感は無いようで、気遣ってくれる。

でも、身分的に気安くは話せず、一言、二言程度の言葉を交わすだけだった。


毒で命を狙われたのも数え切れなかったが、今は亡き前の魔法の教育係だったレイ爺が、毒に慣れる方法を教えてくれていたおかげで毒への耐性が高くなっており、解毒(ソリュージュ)の魔法も教えてもらっていた為、何とか自衛する事が出来ていた。


初歩的な魔法や勉強については全てレイ爺に教わった。

レイ爺がいなければ、僕はもうこの世に居なかったかもしれない。

本当にレイ爺には感謝しかない。


6歳の時にレイ爺が亡くなってから教育係となったザガンからの教育が酷く、ここ1年は勉強が全く出来ていなかった。

僕は毎日、どうやればザガンから暴力を振るわれないかばかり考えるようになっていた。

そして厄災竜にかけた魔術を維持するために使う魔法係となる為の勉強が始まり、その時がくるのが恐ろしくて仕方がなかった。


でも今は違う。

僕の目と同じ紅い色をまとう竜の優しさを知ったから。

絶望ばかりで灰色だった僕の日常が、鮮やかに色づいた気がした。


明日は何を話そうかな。

ザガンは小物悪役です。

人物も、書きながらチョットずつ設定増やしてるので定まってない。

土地の位置関係の地図もあった方が良いなぁとか漠然と考えつつも、作れてません。

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