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初期レベ廃人ゲーマーと獣人少女の異世界終焉遊戯<ワールズエンド・ゲーム>  作者: 安野蘊
第二巻 第二章 「その巨塔、予測不能につき」
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第二章 第三節 ~ ≪ランブの塔≫ ~


     ☯


「へえ……これが≪ランブの塔≫か」


 ≪サンディ≫の北門から出て三十分程進んだ所に、その塔は立っていた。

 緑の平原が広がる小高い丘の上に、まるで置物のようにポツンと純白の塔が(そび)え立っている。

 曲がりくねった獣道が塔の入り口まで伸び、次なる挑戦者を導いていた。


 リオナは塔の入り口に立ち、その場で天を仰いでみた。


 ゲームのグラフィックより(はる)かに荘厳で迫力ある建物が、静かにこちらを見下ろしてくる。

 塔の天辺は雲に隠れて見ることはできず、どれ程の全長を有しているのか計り知れない。

 それでも、頂上にはダンジョン最強のラスボスが降臨し、強き冒険者の到来を今か今かと待ちわびているのだろうと思えた。


「ハハ、こいつぁなかなかのモンだな!」


「≪ランブの塔≫――遥か昔、神話の時代に神々の手によって造られたとされる≪シェーンブルン≫最古のダンジョンです。ダンジョンが造られた目的は、魔王を討伐する英雄への試練の為とも、神々の気紛れと娯楽の為とも言われていますが、真偽は不明。正しく〝神の塔〟の異名に相応(ふさわ)しい最難関のダンジョンと言えるでしょう」


 同じように塔を見上げながら、ミラが(つぶや)く。

 その顔には、僅かに緊張の色が見て取れた。


 ゴクリと唾を飲み込んだ彼女は、隣に控える二人のパーティーメンバーに問いかけた。


「お二人共、覚悟はよろしいですか?」


「当然だ。この瞬間をどれだけ待ちわびたと思ってやがる? 早く中に入ろうぜ!」


「アタイも大丈夫。どこまでだってお姉さん達に付いて行くよ!」


「ふふ、よろしいです! では、早速参りましょうか!」


 ミラを先頭に、一同はダンジョンの入り口をくぐる。


 一歩踏み出せば、そこは穏やかな獣人族の世界ではなく、凶悪なモンスター達が()まう危険の巣窟だった。



反射率高そうなギンギラダンジョン

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