「町②」 なんと適当なタイトル…(もうちょっと先まで)
生姜焼きって…もう少しましな料理はなかったのかよ…
そんな声が聞こえそうですが、僕が一番得意な料理ですよ!立派な料理です!(べ、別に、これしか作れない訳じゃないんだからね!ほ…ホントだもん。クッキーも作れるんだもん…)
作者のつまらない私事はさておき…
感想、評価、ブクマほんとうにありがとうございます!
やる気出ますよね〜、出るんです!
「ごちそうさまでした!」
「おう!ありがとな、嬢ちゃん。また来てくれよ!」
そうして『カーリン食事処』を出たユストが、次に向かおうとしたのはもちろん服屋だ。
先ほどの決意をなんとか持ったまま、安そうな古着屋を探す。
そういえば…
「アンナとサリーって、着替えとか必要ないの?」
「必要ないの!これは魔力でできているからいつも綺麗なの!」
「というより、そもそも私たちは、魔力の集まりが意識を持ち、体を持ち成長したに過ぎないので、着替え、風呂、排泄一切必要ないんですよ。」
(なにその便利な体!排泄といえば、何を食べているか気になるところだけど、二人とも答えてくれないし、まあいいか!)
「私は動きやすい服を買おうかなーって思うんだけど…」
「アンナと同調しているから、ユストも多分大丈夫なの!」
大丈夫ってことは、着替え、風呂、排泄が一切いらないってことか!同調すげーな!
ていうか、「大丈夫」の意味は「問題あるけど平気だって意味だから、むやみに使ってはなりません(ユストの豆知識)
「でもやっぱ動きにくいし、いつまでもミニスカートってのも、なんかねえ…」
「しかし、ユストさん、それはユストさんがもともと来ていた服から、同調の際魔力構築によって作られたものなので、多分脱げませんよ?」
「マジで!?」
サリー曰く、無理やり脱ごうとすると、同調中の魔力が暴走して、大変なことになるのだとか。
こうして、小さなユストの決意は儚く崩れ去ったのであった。(いい意味で)
「そうなのか…」
OTZになかけながら(ドレスが邪魔でできない)落胆するユストに妖精二人が励ましの言葉を送る。
「ユスト!大丈夫なの!今のユストはとっても可愛いの!」
「ええ、アンナの言う通りです。ユストさん、とっても可愛らしいです。」
(アンナ…大丈夫はむやみに使うと大丈夫じゃなくなるんだよ…)
ユストが落胆しながら、あさってのことを考える。
もちろん、二日後のことを考えていたわけではない…
自分で言ってて(思ってて)悲しくなるユスト(と作者)だった。
「まあ、落ち込んでいても仕方がない。出発しますか…」
「はいなのー」
「では行きましょうか。」
こうして、ユスト御一行はストータ村を旅立った。
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村の門を見守るやる気のなさそうな若い男に会釈しながら、ストータ村を出るユスト(と妖精2人、見えない)
こちら側の森はほとんど魔物がおらず、別段守る相手もいないのだ。
そして、村の門を過ぎて歩くこと30分。再び森の中に入ったユストはまたもや蝶々を追いかけているアンナとサリーを見ながら歩いていく。
(歩くペースはいかんせんおそいし、その上疲れやすくもなっているから、旅のペースは必然的におそくなるよね…。このままだと、王都に日没までに着くかどうか、怪しいところだ…)
そんなことを考えながら歩いていると、妖精たちの姿が見えなくなってしまった。
多分蝶でも追いかけて、森の奥に入ってしまったのだろう。しかし相手は飛べるので、森の中でもこっちを見つけられるだろう。よし、時間もないし、このまま歩いていこう。
そう判断したユストは、苦笑いしながら(苦笑いも可愛い)森の中を進んでいった。
しかし、その後一時間流れたが、ユストが妖精二人と会うことはなかった。
(あれ、流石に迷ったかな?)
二人のことを心配たが、探して、もし夜までに会えなかったら今度は自分が大変な目にあう。魔物が少ないおかげで、今まで一度も出会ってないが、夜はその限りではない。さらに、今夜は同調のおかげで夕飯がいらないが、明日はまた必要になるだろう。
(自分勝手で申し訳ないけど、先に王都に行くよ。もしかしたらここでお別れかな?)
1、2日しか共にいなかったが、やはりいなくなると寂しくなるわけである。
「魔法も使えないしなあ…」
そう呟いた直後、ユストが倒れた。
さて、
フラグ回収に参りましょう。
はじめてそれっぽい引きができた気がします。
いつも短いですが、ご容赦を。
誤字などがあれば、報告していただけるとありがたいです。
毎日更新→倒れる→休む
の繰り返しで参ります。
あと、着替え入浴シーンがないのはR15ではないので…(今んところは)作者がチキッただけですはい。