毎晩のアレ
GW終わり……長かった。
基本的に、ユストから何も言われない限り、妖精たちはふつうに喋っていて、ユストだけ〈コール〉を使っています。
その日の夜、見た目からは想像できないほど家庭的な料理(ハムともやしの野菜炒め)を作って食べたイノは、見た目に沿った時間には、すでに眠っていた。
『ちなみに8時くらいっすかね〜』
『校長との話し合い(in放課後)の後、帰ってきて、ご飯作って、お湯浴びて、すぐに寝ましたからね〜』
『あ、ユストとの同調が切れた』
『その瞬間、イノの体は光に包まれて、光が収まった時、そこにはユストの体に戻って寝ているユストがいた。』
『地の文と混同するから、変な発言はやめなさい』
『あはは〜、ごめんなさいサリー姉ちゃん。』
『ねえちゃん!?』
『なんか、そんな感じはするっすね。けど、お母さんの方が近い気もするっす。』
『サティまで!?やめてください!』
『今日サリーがよく叫ぶの』
『誰のせいだとっ……はぁ。もういいです。』
『あんまり大きい声出すと、ユストが起きる』
『と話していると、突然ユストの体が紫色の光に包まれて、そこには15歳くらいの少女が眠っていた。』
『レージェの悪ノリは置いといて……、多分うちっすね。同調は初めてっすけど、変な感じがするっすね……』
『無視された!?』
『サティおめでとうなの!悪い気分じゃないと思うの!』
『そおっすね、頼もしい感じがするっす。』
『光の色が違いましたね。これまでは普通だったのに。』
『性別が変わることにもう誰も言わない……』
『イクさん、気にしたら負けっすよ』
『シクシク……』
『……レージェ、嘘泣き』
『うっ、イクたんひどい!』
『無視されて当然かと……』
ユストが寝ている時に、横でレージェが嘘泣きしている珍景に(『さして珍しくもないんじゃ……』)出くわした影がいた。
『きましたっすね』
『……私ももうなにも言わない』
『今夜も来る気がしてたの!』
『何属性なのかな〜?』
『……なんなのこの状況』
『あ、喋ったの。私アンナ!火属性なの!よろしく!』
『え、うん。』
『私は、サリーと申します。水属性の妖精です。よろしくお願いします。』
『あ、うん。』
『私は〜……
……
……というわけで、うちが最後っすね。闇属性のサティっす。よろしくっす。』
『え!?闇属性!?』
『まあ、普通そうなるっすよね。まあ、自分は集を追い出されただけっすから、気にしなくっていいっすよ。』
『ふ、ふ〜ん。そうなんだ。』
ちなみに、窓から入ってきた妖精は、明るい茶髪の茶色を基調としたワンピースを着た子で(『‘ワンピース’ってもういらないんじゃ…』)、つり目がちな子だ。
『レージェ、いちいち地の文に突っ込むんじゃありません。うるさいし、読みにくいです。』
『はーい、サリーお母さん』
『はぁ。もういいです』
『……なんなのよ、これ。』
『いつもこんな感じっすから、早く慣れた方がいいっすよ』
『私は入ること前提なのね。』
『違うっすか?』
『まあ、そのつもりだけど……』
『わーい、新しい仲間が増えたの。よろしく!え〜と……』
『ごめんなさい、自己紹介まだしてなかった。私はターミャ。見ての通り土属性妖精よ。理由なく飛んでいて、気づいたらここに来ていたけど……』
『みんなそんな感じっすから大丈夫っすよ』
『イクは違う』
『はいはい、そうですね〜』
『レージェ、機嫌悪い?』
『自分でやったことでしょう』
『サリーお母さん怖いっすね。』
『……で、あそこに寝ているのは?』
『あ、まだ紹介していなかったの!私たちの契約主、ユストなの!』
『契約主?ってつまり人間?私たち?ってことは全員と……ってええぇぇーーー!?』
今日一番の絶叫の中、寝苦しそうにゴロンと寝返りを打つユストだった。
いつもの
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『うう、今日は散々だった……』
『レージェ、あとで作者を◯〇◯するですが、行きますか。』
『よっしゃ、いこっ!サリー』
あれ?急に悪寒が




