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妖精を引き寄せる体質の主人公は今日ものんびり暮らしたい  作者: 妖精愛好者(TO)
学校!ぜーいんしゅーごー!
41/44

学校生活

初めての学校って興奮した記憶がある。

41


なんやかんやあって、妖精たちと(念話で)わいわいしながら過ごした学校生活1日目。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『そういえば、ユストに他の人がいる時は喋り掛けないで、と、言われていたのですが……いいのでしょうか?』

『きっと大丈夫なの!今はユストじゃなくてイノちゃんなの!』

『はあ、ですがー』

『それにみんなで話していた方が楽しいの!』

『アンナ、サリーどうしたの?』

『ううん、なんでもないの!』

『つぎは剣技だって!体育館だから早く行こ!』

『了解なの!しゅっぱ〜つ!』

『アンナ!待って!そっちは逆だよ。』

『学校って広くてわかりにくいの!』

『確かにね!』


『はあ、もういいです。』と、ため息をつくサリー。

その視界では


『ユストさん、これが終わったらお昼休みらしいですよ!』

『え、ほんと!?レージェ、どこから聞いたの?』

『あっちの女子二人が話してましたよ』

『人の間に割り込んで行くとは、勇気あるっすね。』

『あ、そうだ。イク、そろそろ起きて〜』

『ううん、あと五分……』

『移動するんだよ?おいてくよ〜』

ガバっ!『待って!』

『おはよ〜、じゃ行こっか〜』


というやり取りがあった。

イクは授業中に寝てしまったようである。

机の上に寝ていたイクを起こして、廊下を歩いていくイノ(ユスト)御一行であった。


それを見ながら、

『まあ、こんな感じのもいいですね。』

『そうなの!』

と、笑い合う二人がいたそうな。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『お昼っす!何も食べないっすけど。』

『そういえば、イノ。弁当でも持ってきた?』

『ううん、だけど……ジャーン』

『皮袋ですか?中身は……お金ですか』

『なるほど、昨日もらったやつっすね?』

『そうなの、これでお弁当買えるの!』

『あっ!、口調真似された!?』

『ではレッツゴー!』


『賑やかですね。』

『そうだですね〜。ちなみにどこいくのです?』

『学生食堂という、お昼を販売しているところらしいです。』

『お、着きましたね。たくさんの生徒がいますね〜』

『寮生は1日一枚もらえるチケットを使います。先生たちはお金を払えば買えるらしいです。』

『あ、そうか。イノは寮生ではない扱いなのか。』

『そうです。ところで、ずっと思ってたんですが……』

と、話し合う二人がいたそうな


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『ふう、やっと最後の授業が終わったよ。』

『じゃあ、イノさん、さっさと帰りましょう〜』

『待ってください、最後にホームルームがあるそうですよ。』

『何ですかそれ?』

『どうやら、学校からの連絡事項などを伝えられるそうですよ。』

『ふ〜ん。』

『あ、ヘレネさん来たっすよ、明日の連絡があるらしいっすね。……それよりも、サリーさんとレージェさん。口調ているっすね。会話文だけじゃ区別しずらいっす』

『メタ発言はやめましょう。』

『サリー、地味に傷ついていのるのかもしれないっすけど、口調がおかしくなってるっすよ。』

『……』

『サリーが固まっちゃった!大丈夫です!たしかに、さっき、丁寧な敬語が自己同一性(アイデンティティ)の一つです。って言ってましたけど、私は気にしてないですよ!』

『…………』

『レージェがさらに追い討ちかけちゃったの!』

『はあ……。サリー、大丈夫。レージェとサリーは敬語の丁寧さが違うからすぐわかる。』

『イクさん……ありがとうございます……』

『メタ発言でここまで盛り上がるっすか?普通』

『みんな終わったよ〜。あれ?どうしたの。』

『何でもないっす。イノさん、帰ろうっす。』

『そうだね!』

『行きましょうか』

『あ、サリー完全復活なの!』

『え?何かあったの』

『い、イノさんは気にしなくていいです!それより、帰りましょう。』

『う、うん。……?』


と、一人、話に置いていかれていたそうな


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


わいわいしながら帰ってった学校生活1日目であった。

謎の少女イノは、何もない机を見つめていたり、誰もいないのに金袋を見せびらかすように持ったり、虚空に向かって首を傾げていたりしていたため、周りの生徒からは、少し気味悪がれていたそうな。

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