タイトル読まずに本文読んじゃう人いない?
ヘレネの心労って言う番外編出せる気がする
短め
私の朝は早い
今日も朝早く起きて、自分とエミーレ校長の分の昼ごはんを作る。
生徒たちは寮生だから、お弁当が出て、他の先生たちは近くで買ってくるか外食する。
でも、エミーレ校長は時間がなくて(意外と忙しいのよ)学校からでれないため、私がお弁当を作っている。ただでさえ忙しいのに、どうして担任を始めたのやら。(確実にあの子のせいね……)
私が作っているのは、エミーレ校長は仕事はできるが、家事などは一切できないためだ。校長室や住居の掃除などもしょっちゅう私がしている。
せっかくなので、私の分も作っておく。それが終わると先生たちを起こして回る。大の大人になって一人で起きることすらできないのか……。いや、優秀な先生たちなんだけどね。ちなみに、エミーレ校長は自力で起きれる。なんか特別な存在みたいに書いてるけど、当たり前のことです。
そうして、いつもの朝を終えた私がゆっくり支度をしていると、
「これは、魔力反応!?」
それも、かなり近いようだ。
この感触、最近はとある生徒が来てから、頻繁に感じている気がする。ここ数年は全くなかった感触にびっくりしつつ、同じ建物で暮らすことになっているはずのユスト君の元へ向かう。
と、二階の廊下ににエミーレ校長と、知らない女の子がいた。
ちなみに、私の部屋は303で、エミーレ校長が302だ。
他の教員は全て一階に住んでいて、二階にはユスト君が来るまで誰も使っていなかった。長年放置されていたのか、ずいぶん汚く、掃除が大変だった。
もちろん、私が全てやった。
それはさておき……
曲がり角の影に隠れて、校長と謎の少女が話している会話に耳をすませると、
「え、えっと。学校で習ったことを兄に教えてあげようかな?なんて……。初日から休んでしまっては、大変かもしれないですし……」
ゆ、ユスト君のいもうとおおぉぉ!?
次が待ちに待ったユスト君視点
え、待ってないって?そんなあ〜
ブクマが増えていましたあ!ありがとうございます!




