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妖精を引き寄せる体質の主人公は今日ものんびり暮らしたい  作者: 妖精愛好者(TO)
学校!ぜーいんしゅーごー!
29/44

ヘイ!エミーレ!

テキーラ的な感じのノリで

(遅れてごめんなさい)

ユストが説教を受けていた頃……


「エミーレ校長!おかえりなさいませ!」

「ヘレネよ、いつから私の秘書みたいになったのだ?ここは、校長室のはずだが……」

「そ、そんなことより!ユスト、彼はどうしたのですか。」

「ああ、話せば話すほど謎な生徒だったよ。」

「では校長も、普通の貴族ではないとお考えですか?」

「ああ、まあ聞いてくれ。彼と寮の前であったが、どうやら悩んでいるようだったのだ。そしてな…………」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「……という事があったのだよ。」

「えっと……、謎が多すぎますね。」

「君もそう思うか?」

「はい、まず寮から移ることを快く引き受けていたこと……」

「私は最初は説明しておらず、食事の用意や消耗品の買い足しなど、全てしなければいけないとわかっていないからと思っていたが、説明した後も嫌な顔ひとつしなかったからな。さらに、生活費や食事代で驚かれるとは……。一般人とはなんも変わらん金額だというのに。」

「校長、私は彼の出身地であるトスコについて調べましたが……」


そう言って、机の上に一枚の紙を広げるヘレネ。


「ふむ。君も君でしっかり仕事をこなしていたようだね……。えっ、こ、これは。」

「まさかとは思ったのですが……」

「ふむ。これで、大半の謎はわかったぞ。ユストはきっと、父親のいない日々で貧乏な生活を送っているに違いない。」

「私も先ほどの話を聞き、納得しました。彼は平民よりも辛い貴族生活を送っているのかもしれません。」

「ああ、間違いないな。しかし……」

「どうされました?」

「ああ、まだ分からないところがってな。」

「ええっと、試験中の謎の魔力反応と、寮からの移動に喜んだことですか……l

「ああ、寮からの移動は普通、喜ぶことではない気がするが……」

「よっぽど集団生活が嫌いならば別ですが、そうは見えないですし、」

「私も同感だ。後、魔力反応の件については何もわからんな。」

「ええ、……」


その後、二人して話し合っていたが、結論が出ることはなかった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「あ、良すぎる成績があった理由について忘れておった。」

「あ、なんでだろ」


ユストがうろたえている時……


サリー「ユストさんが、あそこまで目に見えて狼狽(ろうばい)することって、なかなかない珍しいことなんですよね。」

レージェ「そーですね〜。いいなぁ、あそこまで思ってもらってて。」

イク「でも女の子を泣かすのは、いくらユストでも許せない。」

サリー「それには同意します。」

レージェ「まあ、私たちも言いたかったことを言ってくれて、アンナには感謝ですね。」

『冷たい目』

?「怖いっす!そして厳しいっす!」

「「「だから誰?」」」

?「やっぱひどいっす!」

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