表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖精を引き寄せる体質の主人公は今日ものんびり暮らしたい  作者: 妖精愛好者(TO)
学校!ぜーいんしゅーごー!
26/44

エミーレの接触

短くても毎日更新してやろうという意気込み

頑張れ自分


ブクマ、評価ありがとうございます!

ほんと、モチベーションに繋がります!

ユストが悩んでいると、後ろから声をかけられた。


「君がユスト君かね?」

「は、はい。僕がユストですが……」

「君のことは、ヘレネからよく聴いているよ。なんでも良い成績を取ったようだね。」

「は、はい。ありがとうございます。」


自分の力ではなく、妖精たちの(カンニングの)おかげであるため、気まずくなるユスト。

(ヘレネ、って誰だっけ?……ああ、そういえば午前の試験監督だったな。)


だが、それよりも目の前にいる、ニコニコしながら話しかけてくる老婆が気になった。

(なんで僕の名前と、テストの成績を知っているんだろ?)


「それで、えっと、あなたは?」

「ああ、すまん。学校の中だからついつい自己紹介を忘れてしまったよ。」

「?」

「そういえば、君たちと会うのは入学式の時だったね。」

「はあ、入学式は明日ですが……。この学校の教師さんですか?」

「私はこの王都第二学校の学校長だね。エミーレって言うもんだよ。」

「校長?・・・ええーーーーーーー!!?」


学校で一番偉い人だったことに心底びっくりしたユスト。


「驚かせてすまないね。それより、」

「はっ、はい!(学校長が僕になんの用だろう?)」

「君はここでどうやら頭を抱えているように見えたが、どうしたのかね?」

「え、え〜と、男子寮がどっちかわかんなくて……」


流石(さすが)に、「男子寮と女子寮、どっちに入るか悩んでました」とはいえないので、一般的な当たり障りのない返事をする。


「ふむ、建物の前の看板に書いているはずだが?まあいい、ちょうどよかった。君には特別に部屋を用意しているんだ。」

「え!?ほんとですか!?」

「ああ、ここではなく、反対側の職員たちの居住するスペースになるが……」

「大丈夫です!ありがとうございます!」


渡に船な提案に歓喜するユスト。なぜ自分に?とか、どうして反対側?などと言う考えは、頭の中から追い出されていた。


「そ、そうか。そこまで言ってくれるとこちらも有難い。で、では、こっちだ。ついてきてくれ」


そうして、学校の方向に歩き始めた二人を見て、妖精は不安を覚えるのであった。


妖精たちが黙っていますが、ユストの

「僕が他の人と話しているときは、余り喋らないか僕抜きで〈通信(コール)〉してほしい。」

と言うユストの言葉によるものです。

後からわかるつもりでしたが、不審に思われるかもと思い、追記しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ