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妖精を引き寄せる体質の主人公は今日ものんびり暮らしたい  作者: 妖精愛好者(TO)
学校!ぜーいんしゅーごー!
20/44

学園 入学騒動

ブクマが増えている!?

めっちゃ感謝!


学園編、本格始動開始です!

イクとの契約後、学校を思い出したユスト


「や、やべえ、ギリギリかな?走れば間に合う?」

「ご飯は食べましたか?」

「あ!食べてない!あとで食べる!屋台とかなんか行けばいいよね?」

「走りますか?疲労回復ならお任せください!」

「ありがとうレージェ!」

「なにもできないけど、応援するの!頑張れユスト!」


ドタバタと、慌てて準備するユスト。

それをぼーっとみていると、準備ができたらしく……


「イク、今から学校に行くけど、ついてくるも来ないも自由にしていい。どうする?」

「え、えっと、ついていく!」


今感じている心地よさが、逃げて行ってしまう気がして、無条件で反応してしまった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


王都貴族第二学校

それは、一般的な貴族たちが、15歳から通う学校であり、ユストがこの春から通うことになる、三年制、全寮制の学校である。


ここでは、座学として歴史学、魔法陣学、芸術学など、実技として、剣技、槍術、格闘技、冒険業などが、完全選択制で習える。

普通は午前二限、午後二限の一週5日20単位のうち、3〜4単位の科目を3、4個、多くて5個まで取れる。

魔法は、王家の限られた人しか使えず、第一学校でしか取り扱ってない。


そんな、王都貴族第二学校の、校長室にて……


「エミーレ校長!大変です!学校の敷地内に魔力反応が!」


そんな一報が入った、朝方。

今日は、記念すべき、貴族の子供達の入学試験の日であった。

第二学校といえど、仮にも貴族の子供達が通う学校である。学校の警備は念が入っていた。


「なに!?王家の干渉か!へレネ!」

「それが違うようなんです。なんでも感知があったのは、冴えない男でして…

無名の辺境貴族だと思われます。多分、なにかの間違えかと…」

「それなら良い。ただし、間違えじゃなかった時が大変だ。

監視に注力するように。」

「はっ!」


……なんだか、大変なことになりそうな予感がするエミーレだった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


一方、ユストは、いい気分だった。

ユストが宿を出るときに、慌てているユストに対して、おばあちゃんから、用意していた朝食のパンをもらうことができたのであった。

お陰で、途中で立ち寄る必要もなく、回復魔法で疲労を除きながら走れたことにより、少し余裕を持って、到着できたのだ。

今は学校の門をくぐって、試験手続きの順番待ちである。


『しかし、イクについて聞かれた時は、焦ったなあ……』


出るときに、「あのお二人は、どうされたのですか?」と、疑うような、心配するような目で聞いてきたのだ。


『無言で頭を下げたら、相手が納得してくれた感じになったからな。よかったよ。

ナイスフォローありがとな、イク。』

『ん、ユストのためなら、当然。助けてくれたし……』

『けど、どうして相手が納得したの?』

『多分、お二人はすでに逃げたとでも思われたのでしょう。』

『ああ〜、昨日、あの宿にも憲兵隊きていましたからね。』


そして今、新しくできるようになった〈通話魔法(コーリング)〉を用いて、妖精たちと会話中だ。

この魔法は、相手を念じると、魔法を繋げることができて(複数同時に可能)繋がったあとは、言いたいことを念じるだけで、会話ができてしまうというすごい魔法だ。

一方向だが、妖精たちの言葉は周りには聞こえないので、自分たちの会話が周りに聞こえることはなかった。


『ユスト、試験ってなにするの?』

『午前中に、歴史学と魔法陣数学の簡単なテスト、午後に模擬戦形式の実技試験があるよ。』

『ユストは合格できるの?』

『いや、もともと、この試験は、合格判定ってより、入学後のクラス分けをやるそうなんだ。』

『へえ〜そうなの。ユストは頭いいの?』

『いや、全く勉強してないからなあ。よくて下の上だよ。』


そんなことを話しながら、手続きを済ませて、校舎内の試験会場の教室へ。


『綺麗なの!なんなのこれは?』

『アンナさん、シャンデリアっていうらしいですよ』

『へえ、サリーは物知りなの!』

『じゃあさ、サリー、これはこれは?』

『ああ、レージェ、それはですね……』


『騒がしい、あと、人が多い……』

『ごめんなイク。こんな場所に連れてきちゃって』

『ううん。嫌いじゃない。』


と、のんびりと試験開始を待つのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ヘレネ!相手の属性はわかったか!?」

「いえ、それが…」

「なにっ!属性が分かればすぐにほとんど特定できるというのに!」

「それが、火属性と水属性の両方が観測されているんですよ。」

「なにい!火か水かってほとんどじゃないか!」

「それが、どうやら()()()()観測されているようで…

さらに、よくわからない種類が二つほど…」

「もっとよく調べろ!本当に王家の人間だったら大変なことになるんだからな!」

「は、はい!し、至急調べてきます!」


どうやら、思っていた以上に大変になりそうだ。

エミーレはそう、ひとりごちるのだった。


妖精ワールドが広がってきました。

フラグをバンバン立てていくスタイル。

回収できるかは……

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