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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ヌルヌルエコー検査--20代終盤編--

作者: 水原 たか

 私はベッドの上に仰向けに寝かされた。そして次の瞬間。多少の快感を伴うジェルをお腹いっぱいにぬりたくられ、これまた、あやうい刺激を伴うコロコロをお腹いっぱいに転がされた。

 正直、オモチャにされたような感覚であった。欲望限りにヌリヌリコロコロ、私の身体を右に左に半身にし、挙句のあてに上半身を起こし胸を反らせえ、と命令してくるーーー女王様である。いや、女医さんである。


 最後にお腹いっぱいに広がった欲望の液、いや、ジェルを懇切丁寧に拭いてくれると、思った。しかしそこはさすがの女王様で、このタオルで拭きなさい。足りないのなら、このティシューで拭きなさい。と冷たく命令。やはり、女医さんでありながら、女王様である。


 そして、最後の挨拶時に、少女のようなはにかんだ笑顔を見せられ、まるでムチとアメ。わかっているな、このお方ぁ。と感嘆の溜息を吐きながら診察室を後にした。


 ここからは、オプション。


 そのあとお待ちかねの胃カメラ検査をした。

 もう二度としたくない、お腹はお腹でも臓物の中をグリグリグルグルされるのはとても不快であった。身体の中を蹂躙するがごとく行ったり来たりする細長い異物に、私の身体は悲鳴を上げた。


 別段以上はなく、検査結果には安堵した。たまには、こういう、全身チェックは必要(?)なのかもしれない。

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