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悲しみを引き摺らない女

作者: nayu8

 ワタクシの壮絶な人生。

 私は、悲しみを引きずらない。

 

 今迄の人生で、悲しい事は多かった。


 幼少の頃父親に風呂場で、足首を持たれ逆さまにされ湯舟に沈められた事が

 ある。

 私が悪かった訳ではない。

 私は父の質問に首を縦にして答えたが、父にはそれが伝わらず無視されたと

 勘違いして、私を湯舟に沈めたのだと思う。

 でもそんな事で湯舟に沈めるとは、頭がイカレている。


 そんな事をされても、次の日かその次の日には当然の如く幼稚園に通った。

 次の日にはもう、悲しくなかった。


 幼稚園では他の女の子に意地悪をされる事があり辛かったが、私はそんな事では

 泣いたりしなかった。


 中学の時、私を好きなクラスメイトの男子に凄い意地悪をされた。すごく嫌

 だったが、そんな事は泣く事でもない。

 その男子は中2の時引っ越したので幸いだった。


 中学2年生の時、同級生とクリスマス会をした。

 私は家族にその事を話さず、帰りは夜9時過ぎだった。

 次の朝父親に全身ボッコボッコに殴られ、蹴られた。

 さすがに泣いたと思うが、その悲しみはもう忘れた。


 高校生の時、望まない、友達もいない学校に行くのが苦痛だった。

 1回だけずる休みをしようとしたがそれが父親にばれ、この時も

 全身殴る、蹴るのボッコボコにされた。

 私は、泣きながら駅に向かって登校した。

 でも、この時の悲しみも引きずってはいない。


 私の父親は近親結婚の末に出来たキチガイなので、口も悪かったし、

 家族全員や妹達に暴力を振るった。


 マザーテレサよりも優しい妻も、大切にはしなかった。


 私は20歳から32歳まで病気が治らなかった。

 地獄の日々だった。

 この事が、人生で1番辛かった。

 本当に、死にたかった。


 こんな感じで、人より悲しみは多い人生だと思う。

 

 でも私は、悲しみは一切引きずらない。

 ご拝読下さり、ありがとうございました。

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