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第77話
俺はフィオレとのボイスチャットを終え、大森林の中にいた。ゴブリンキングの索敵能力が思っている以上に高いため、その索敵能力の外側から慎重にゴブリン軍を観察していた。
ゴブリン軍はゴブリンキングの周りに護衛の様に2体のジェネラルゴブリンがいてその周囲に約2万体のゴブリンが陣を敷いていた。またその周りにジェネラルゴブリンを中心に約1万体のゴブリンが陣を敷いて8個の群れを作っていた。
正直な話、フィオレに聞かれた様にゴブリンキングと1対1で戦うことができるのであれば負ける気はない、それはタオだって同じだろう。しかし、ここまで大規模の軍の中を大将まで行くのが難しい。だからこそこちらもプレイヤーを集めて大規模レイドを挑む事にしたのだ。
「しかし、最初のレイドにしては大規模すぎるだろうな」
レオンさんにレイドリーダーを託したものの、万単位の戦いなどそうそうできるものではない。せめて敵の情報だけでも多く伝えたいと偵察を続けているのだ。そんな事を考えながら、静まり返った森の中を慎重に歩き出した。




