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VRMMOの夜を楽しむ  作者: 皇崎帝牙
3章 初イベント
57/219

第57話

 準決勝第1試合が終わり、次の試合までの間観客席では今の試合に出てきた大会が始まる前まではほぼ無名だったポロウニア達の健闘を称える評価が広がっていた。今大会1人も倒されていなかったレオンのパーティーをレオン以外倒したのだから、観客が盛り上がるのも頷ける。


「観客に評価されている割には、不服そうだな」


 闘技場から戻ってきて、隣に座ったポロウニアに声をかけた。


「そりゃあね、勝てた試合を自分のミスで落としたらね」


「やっぱり、敗因はライクへのアースバインドか」


「そうだね、モンスター相手に使い慣れていたアースバインドを使っちゃったけど、あそこは面倒でも闇魔法のシャドーバインドだったね」


「シャドーバインドだと実体がない幻には影がないから捕まえることが出来なくて、ライクのスキルも見破れたか」


「まぁ、もう少し早く反応することができたかもね」


「ヒーラーがいない状態でレオンとの勝負はきつかったな。せめてタオかツナヤスがいれば結果は違っていたな」


「たらればを言ってもしょうがないよ。それに前衛が増えたら、あんな特攻じみた作戦取らないだろうし」


「確かに、フルパーティー同士で戦ったらゴリ押しで勝てたもんな」


「持ってる手札で勝つことが出来なかったんだから、僕らの力負けさ。また精進しますよ」


「それなんだが、大会終わったら、ポロウニアのパーティーにちょっと手伝って欲しいクエストがあるんだ」


「助けが必要なんて珍しいね、難しいクエストなの?」


「探索する範囲が広そうなんだ、良い経験値稼ぎにはなると思うんだが」


「他のみんなにも聞くけど、僕は大丈夫だよ。いつ行くの?」


「今夜だ」

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