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VRMMOの夜を楽しむ  作者: 皇崎帝牙
3章 初イベント
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第46話

「あと何回か、攻撃すればレオンの勝ちって時に突然相手プレイヤーが炎に包まれたんだ」


「それが神化だった」


「その時はレオンの攻撃だと思ってたんだけど、試合終了のアナウンスもないしレオンも動きを止めてて、なんか変だなと思ってたら炎が消えて男が現れたんだ」


「現れたって、姿形まで変わったのか?」


「そうだ、面影はあるんだが体格なんかは変わっちまった。なにより変わったのはオーラだな」


「オーラってずいぶん抽象的だな」


「そうなんだけど、ほんとにオーラが違うんだよ。例えて言うなら圧倒的にレベルが上のボスモンスターに相対した感じって言えば分かるか?」


「あーなんとなく」


「雰囲気がわかってくれれば良いよ。まぁそれからは一方的な展開だ、そいつが腕を一振りすると高さ5メートルくらいの火柱がレオンを襲ったんだ」


「腕振るうだけって、無詠唱でそんな凶悪な魔法使ってくるのか」


「それも無尽蔵にな」


「もうチートじゃねーか」


「試合を見ていた誰もがそう思ってたよ。初見のはずのレオンもそれを回避し続けてたんだから凄いプレイヤーに違いはないんだけどな、とうとう闘技場の端に追い詰められてしまったんだ」


「それでどうなったんだ」


「レオンは最後に一か八かの特攻に出たんだが、そいつはただのファイヤーボールとは全然違う小さな太陽みたいな魔法で攻撃して、レオンは闘技場ごと蒸発しちまった」


「β版の最後の最後に凄いプレイヤーが出てきたってことか」


「それはそうなんだが、この悲劇の話はここで終わらないんだ」

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