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VRMMOの夜を楽しむ  作者: 皇崎帝牙
3章 初イベント
43/219

第43話

 大会当日、王都には多くのプレイヤーが集まっていた。冒険者ギルドのある王都の南西区画中心部にコロシアムが建っている。コロシアムの周りには屋台も出店していてかなり賑わっている。

 イベントの大会はUC内で1週間に渡って行われる事になっている。参加するパーティーを4つのブロックに分けて1日ずつバトルロイヤル形式で戦闘を行う。それを4日間行った後に、各ブロック上位16チーム、合わせて64チームによるトーナメントが行われる。トーナメントは1日2回戦ずつの3日間で計7日間のイベント日程だ。


 ポロウニア達のパーティーは初日のバトルロワイヤル戦に出場予定だ。俺はフィオレとツナヤスの3人でコロシアムに応援に行く事にした。


「ギリギリでしたね。国王の話が丁度終わった所みたいっす」


 席を探して、ツナヤスに先導されているとコロシアムの中心から開会の宣言を終えて国王陛下が退いて行くのが見えた。


「思っているよりも混雑していて、時間がかかったな」


「UC最初のイベントだから仕方ないわよ。それにどのプレイヤーがスタートダッシュを決めて最強の座につくのか、みんな気になるでしょ」


 確かに今ゲーム内で有名なプレイヤー達の多くがβ版からの参加者で、効率の良いゲームの進め方を知っているプレイヤーだ。カツヤの「勇者」のような二つ名も強さを元にして付けられたものではない。現実世界での1ヶ月はUC内では90日だ、初イベントまでにUC内で約100日経過している。運営としてもこれくらいの期間が在れば、β版プレイヤー以外からも強者が出てくると考えているのだろう。


 そんな事を考えていたら、円形の闘技場に選手達が入場して来た。

 いよいよ初イベントの開幕だ。

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