表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VRMMOの夜を楽しむ  作者: 皇崎帝牙
6章 遺跡探索
184/219

第184話

 クリスさんの素顔は灰色のゴツゴツとした質感の皮膚をしていて、下唇の両端からは鋭い犬歯が覗いている。


「私はハーフオーガになってしまって」


「ハーフオーガですか、そういう種族もあるんですね」


「クリスはこの種族のせいで体格も変わってしまって苦労していた所に出会ったんだ」


「私は聖職者なのですが、この見た目が恥ずかしくてずっとフードを被っていたら、パーティーにもなかなか誘って頂けなくて」


「ご苦労なさったんですね」


「シオンさんとレイクスさんには本当に助けていただきました」


「そんな事を言われると照れちゃうな」


 レイクスさんは照れくさそうに頭を掻いた。


「でも、レア種族になってそういう苦労をしているプレイヤーも少なくないみたいだよ。さっき言ったスケルトンもそうだし、四足歩行型のモンスター種族になっちゃった人にもあったなー」


「β版の頃にはスライムが人の言葉を喋っていたって話もあったな」


 レイクスさんの話を聞いて、静かにしていたシオンさんも会話に参加してきた。


「あー、あったね。手足のない不定型のスライムでプレイなんか出来るのかって言われてたよね。他にもドッペルゲンガーの都市伝説みたいなのもあったなー」


「いろんな種族があるんですね」


 レア種族について意外と話が盛り上がった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ