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VRMMOの夜を楽しむ  作者: 皇崎帝牙
4章 ローレンフワー共和国
159/219

第159話

 ローレンフワー共和国からの帰路は行きと違って、特に何も起こる事もなく無事に終える事が出来た。


「そんなに長い間離れていた訳でもないのに、とても懐かしく感じちゃうわね」


「王都じゃ色々あったからな。俺達もアルべトレッサ王国所属のプレイヤーって事だろ」


「世界樹のある自然溢れたローレンフワーも良いですけど、僕はやっぱりこっちの方が落ち着きます」


 ゲームの中とはいえ早くも故郷感を感じるようになっている事に、改めてこのゲームのリアリティに感銘を覚えた。


 王都の西門に入るとプレイヤー達の方に、馬に乗ったアードラー団長が近づいてきた。


「冒険者の皆さん、今回の護衛依頼はここまでで十分です。お疲れ様でした、大変助かりましたありがとう」


 代表してレオンさんが答える。


「こちらこそお世話になりました」


「報酬に関してはギルドを通してお支払いしますので、よろしく」


「承知しました、失礼します」


 プレイヤー達が幌馬車から下りるのを確認してから、王女一行の列は王城に向けて進み始めた。


「あっ」


 カツヤが声を上げたので、その視線を追うとレノーナ王女が馬車の窓を開けて頭を下げている。

 プレイヤー達は各々手を振ったり頭を下げて王女を見送ると解散となった。


「じゃあ私達も帰りますか」


「そうだな、久しぶりのジュリ婆に会いに行こう」

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