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第135話
黒マントの集団は無言のまま剣を抜き構えてきた。
「残念ながら、友好的な解決には至らなかったな」
こちらも武器を構える。幸いなことに窓は重厚な暗幕がカーテンとして使われていて、太陽の光が入ってきていないので問題なく戦えそうだ。
フィオレとロビンはどちらも斥候職のため、俺に後ろから投げナイフなどで援護をしてもらう。
扉の前に陣取った俺を排除しようと、2人の黒マントが同時に切りかかってきた。
「はっ」
剣を振り、2人の剣を弾いてバランスを崩した所に後ろの2人がナイフを投げてダメージを与えてくれた。
「よし、この方法で十分戦えそうだ。後は魔法を使いそうな奴に注意して、そっちの牽制は任せた」
「了解」




