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VRMMOの夜を楽しむ  作者: 皇崎帝牙
4章 ローレンフワー共和国
130/219

第130話

「ねぇ、まだ登るの?」


「すみません、どこにあるのか僕も分からなくて」


「まさか丸1日登り続けることになるとは思ってなかったな」


 世界樹を登り出して2度目の朝を迎えていた。途中仮眠を挟みつつも既に1000メートルは登っただろう。


「ゲームとはいえさすがに登りすぎだよな」


「もう下も見えないわ」


「あれ、あそこに見えるの舞台の床じゃありませんか」


 ロビンが見つけたのは100メートルくらい上に幹から張り出した舞台が見えた。


「よっしゃ、後もう少し頑張ろう」

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