forest supporters
オカモトがさっきの電撃で気を失ってから目が覚めると、いつの間にか木が動き出し鞭のようにタカに襲い掛かる木の動く化け物と、タカがその猛攻をかいくぐって奥へ進んで行っている状況で目が覚めた。
飛んでしゃがんで交して避けて飛び込んで、かいくぐっていくタカは森の奥へ逃げる何かを見つけた。
「あいつが操作主か」
タカは追いかけてもう後少しのところで、木が襲い掛かる。
今回は交せない。
体を捻り転がるように木の上に乗り目標まで木の上を滑って行く。
―――――――ッ「オラぁ‼ 捕まえた」
犯人の首根っこを掴み持ち上げる。
その姿はワンピース服を着た薄黄緑色の綺麗なロングヘアの六歳程の少女だ。
その子はタカに猫のように首根っこを掴まれながら暴れている。
「放せ‼ 放せ‼」
「お前か? 近頃の噂の幽霊は?」
「うるさい‼ 放せ‼」
「なんで俺たちを襲う?」
「お前らが森を… 住む場所を奪いに来たからだ‼」
「俺らは壺を取りに来ただけだ」
「ほら やっぱり森を、私達を殺しにきたんだ! 放せ‼ お前なんかけちょんけちょんにしてやる」
「口の悪いガキだな、ちょっと事情聞こうか。他に話せる奴はいるか?」
「うるさい‼ ガキじゃない‼ エネだ! 放せ‼」
「あぁエネね はいはい 確かあいつら、森の東の方へ帰って行ったよな?」
「違う‼ そっちじゃない、西‼」
「あぁ、おーけぃ、東だな」
「あ… だめだめ‼ 違うったら違う‼ 放せ‼」
少女の首根っこを捕まえたままタカは東へ向かう。