girlfriend?
店までの道中オカモトが七輪林峠の森について街の人に聞き込みをしていると分かったことがある。
森のその一帯は今、井戸財閥によるテーマパーク建設のため大規模の開発が行われようとしている。
その開発にあたって不可解なことが起きている。
建設重機を搬入すると次の日には草木が巻き付き動かなくなっていたり、トラックが崖から転落したり、はたまたお化け・子供達の亡霊を見たり声が聞こえたりと呪いのようなことが立て続けに起こっているらしい。
作業員達は気味悪がって仕事がまったく進まずにまだ手付かずらしい。
その状況の中、ロクサスへ依頼が来た。
「これは今回の依頼品の壺と何か関係あるな~ねぇ兄貴」
「俺はよぉ、―――お化けだけはだめだ。あいつら殴っても透かした顔してやがるから、出てきたらオカモト。お前頼むわ」
「ハハハ、兄貴、苦手なものとかあったとか」
「…あ?」
「ひぃぃい――― …でも兄貴、まるでお化けと遭遇した言い方してるじゃないですかハハハハハ」
「過去な」
「――え」
この世界での高級車中の高級車の定番がズラリと並んだ某メーカー高級店に到着すると女が出てきてタカの胸に飛び込んだ。
「タカぁああ‼ 会いたかったよ‼」
「エリー! 久々だなぁ 元気してたか?」
「元気してたよぉぉお 全然顔出してくれないから」
「悪いな 仕事が忙しくてよ 今回は世話になるわ」
外で待っていたオカモトがドアを開けて入って来て
「ちょ兄貴 誰ですか⁉ その超美人爆乳おねぇ様は!!!」
興奮気味のオカモトが入って来て話に割り込んで来る。
「タカ~この人誰よ? 仕事仲間?」
「こいつは、ただの腰巾着だ。早速で悪いが頼んでたものは?」
「残念、ゆっっくり出来ないんだね。…こっちよ」
裏へ案内されると最新鋭のスーパーカーが容易されていた。
「気を付けてね」
寂しげな眼差しを向ける彼女にタカは抱きしめる。
「ありがとな」
タカはそういうと彼女を抱きしめた後に車へ乗り込む。