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VIXI---蒼炎のカルナ  作者: ネコるんるん
Spin-off
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daily life

何事もなかったようにその場を立ち去りタカは買い物を再開する。

「あぁ――だりぃ」


ただタカも無傷というわけではない。


頭からも血を流し、傷だらけだ。


以前は向かってくる奴は片っ端からなぎ倒してきたが、これからはそうもいかなくなった。

なぜなら前回の仕事の成り行きで拾い物をしてしまったからだ。


タカの携帯に着信が入る。電話を取ると女の声がする。

「あぁ、―――今日? 俺、女できたからもう会えねぇわ… わりぃな」


簡単に一言、言うとタカは電話切った。


名が広まりコワモテで男らしければ世の女性達が放っておくはずはなく、タカも特定の女性がいなかったので交友関係は広く持っていた。


高級マンションの最上階の部屋に住み、景色も一望できて誰もがそんな生活を一度は夢見たことだろう。

そんな豪遊生活が出来るのにもしっかりとした稼ぎがあるからである。


タカは主にEランク依頼を引き受ける。

一回の任務で地球のサラリーマン(一般人)の給料よりも少し高めのお金が支給されるイメージだ。


ただ一回の任務にかかった費用や時間は金額に込みのため時間をかければかけるほどマイナスになる。


ロクサスでは基本的に自由に依頼を引き受けることが可能だが、身の丈に合わない依頼を受注すると即死を招きかねない。


例でいえば、

・Fクラス、クラウドでの店舗等の事業活動、支援、本社(オペレータ・管理等)


・Eクラス、異世界での調査、危険度E判定の戦闘


・Dクラス、潜入、D判定の戦闘、紛争地域での戦闘、


・Cクラス以上は危険能力者、技能者・怪物・化け物等の戦闘により一層危険が伴う仕事のため大体が低くても一千万以上の報償金が出る。


・Bクラス、時と場合。


自分の力量を過信せず、Eランク依頼を淡々とこなすそんなタカが前回の仕事で拾い物をした。


前回の仕事、それは――――――


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