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VIXI---蒼炎のカルナ  作者: ネコるんるん
二章 【ロクサス】編
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第2-20話 帰還 

雫にはタケミが宿泊施設まで戻る途中に経緯を説明する。


だが三人が29番コロッセウムドームの森から都市に戻るとパニックになっていた。

今回の騒動とは別件でこの世界のエルフと対立していたダークエルフ達が街に攻めて来て被害が出ていたのだ。


そのためカルナ達の29番コロッセウムドームの爆発の件まで手が回らず、またその衝撃で破壊された結界修復やそれに付随して暴れ出した魔獣等にも時間を割かれていたのだ。


「ちょっと! あんたたちどこ行ってたの⁉ ―――すぐ問題ばっかり起こして」

フウカが三人に駆け寄り問い詰める。


今は緊急事態のため研修は中止になり、各研修生はクラウドに戻るよう指令が出ている。


「あんた達!! ――後他にコルトさんとテキスさんとトイゼフくん見てない?」


カルナ達を除いた六名が見つからず探しているらしい。


「もぉ~困ったな このまま帰ったら役員に顔向けできないよ」

フウカが話しているとダークエルフの一人が襲撃してきた。

フウカは片手で捌いて倒し一連の作業のように仕留めた。


「もぉおおお私が担当の時にこんな問題ばっかり‼ 始末処理で明日の合コンに間に合わないじゃない‼」


あたふためきながら忙しそうにしているフウカや緊急派遣された他のチーム達は魔法が飛び交う中、動き回っている。


フウカ達緊急派遣されたチームによりカルナ達は近くにあったドアから元居た世界クラウドに返された。


色々なトラブル続きで疲れ切った一行達。


ゲートを潜り抜け帰ってきたカルナ達は一旦医療室に行くように指示をされ向かう。


向かっている途中、何人かすれ違う時に噂を耳にした。

別の研修生の組に同行していた担当複数が何者かに殺害されたという話だ。

任務中の殉死はこの組織では珍しくはないらしいのだが、それが別世界の現地人の手によるものではなく、どうやら組織内によるものらしい。


そういった噂が出回っていた。


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