表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VIXI---蒼炎のカルナ  作者: ネコるんるん
二章 【ロクサス】編
45/163

第2-9話 目的地、エルフ族の都市フォレスト


カルナは言われるがまますぐに雫と伏せる。


風がカルナの上を駆け抜け狼を樹木毎なぎ倒しながら吹き飛ばす。


カルナや雫から距離が開いたところで地面が動きビルを建設するように岩や土が組みあがる。


大きさは四メートルは超えるであろう人型で鎧を被った三体の大男が出来上がる。

(ゴーレム?)

よく伝承や逸話に出てくるその姿はこの世界の魔法によって作り出された。


二人は見とれていると


「あんた達何してるの⁉」

怒り気味の聞きなれた声が聞こえてきた。


その声にカルナはホッとした。

「おせぇよ担当者」


カルナの視線の先にフウカと妖精のような透明に近いドレスを身に纏った白い肌に整った顔、耳先がとんがっている女を雫が見つけると小声で疑問を言葉にする。


「エルフさん?」


雫にエルフと呼ばれた女性が

「お二方 急いでこちらへ わたくしのゴーレムはあの魔獣相手ではそう長く持ちません」

カルナは雫を背負い急いで二人の絨毯に乗り込みこの場を離れた。


二人は目的地に着くまでフウカに事情を聴かれ、たっぷりキレられた。


タケミに関してはあの後、副担当に助けられたが重傷を負っているらしい。

現在は目的地へ向かいながら治療を受けているとのこと。


カルナ達が今現在向かっている目的地はエルフの街フォレスト。


目的はフォレストにある雲すら高さを超越するエタニティツリーと呼ばれるこの世界の伝説的であり史実の樹。


その場所で研修を行う予定であった。


研修内容は魔力や魔術、能力等の技能が無い者たちでもそのエタニティツリーを解せば、使い魔や精霊・ロボ・人・魔剣から重火器、はたまた食材~ゴミまで様々なものが異世界であっても召喚可能なのである。


ただし召喚する側は選べるわけではなく、その呼び出す召喚者の性格に際して現れる。


また呼び出される側は拒絶や相手先を選ぶことが可能である。


その説明をカルナと雫は、フウカからキレられながら受けて無事にフォレストのエタニティツリーに到着した。

「すごい 近くで見ると想像以上!」


絨毯から降りたカルナと雫がエタニティツリーの枝先29番の真下まで辺りを物珍しそうに関心しながら歩いていると先に到着していた研修生達が待っていた。


ただ研修生の彼らが二人を待って居た訳ではなく召喚待ちであった。

ドン‼ と地響きと共に召喚されていく中、カルナ達が到着するまでには、他の枝下では滅多に見られないドラゴンが召喚されたらしい。

ドラゴンにも種類がありドラゴンだと思っていたのが別の世界ではただのトカゲだったりする。

異世界間によって常識の基準が様々ではあるが、誰がどう見てもが連想するドラゴンを召喚したらしい。


宝くじの順番待ちのように夢が膨らみ各研修生達のテンションも上がる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ