表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
VIXI---蒼炎のカルナ  作者: ネコるんるん
二章 【ロクサス】編
38/163

第2-2話 観光

一通り街をふらつきカルナは元居た病室で休息を取る。

そして今日の一日を振り返る。


街では様々な人間がいて濃い一日だった。

依然の世界では考えられないような大乱闘が起こったりしていた。


だがこの世界では日常的に、弾丸や魔法が飛び交うちょっとした乱闘だ。

銀髪の男一人に大勢が群がり返り討ちにあい、逆にボコボコにされていたりとこの街は激しい。


今日の平和な日常と言えば途中で知り合った幼い金髪の少年? に美味しいアイスの場所を観光案内された。

他にも色々あったが、ムキムキの二メートル近い大男に、怪しげなバーに連れていかれそうになったり様々だった。


明後日の研修のことなど考えずカルナは眠りにつく。


カルナは次の日、一日の疲れを取るため昨日散策している途中に見つけた温泉に向かう。


お風呂セットをレンタルをして、ここの売りの疲れたちまち落ちる湯に浸かる。


すると見たことある顔が入浴していた。

そう…こうへ―だ。

カルナは危機的な状況に追い込まれたにしろ、文句を言いに絡むのはプラスマイナスゼロよりもマイナス気味に疲れるため露天風呂へ移動した。


風呂に気持ちよく浸かっていると、誰かが喋りかけてきた。


体が引き締まり、いかにも修羅場を超えてきたような雰囲気あるツンツン青髪のイキのいい男だ。

「―――おい 兄ちゃんどこの所属だ?」


カルナは絡まれたのかと思い身構えるが


「おいおい、兄ちゃん そんな構えんなって。別に危害を加えたりするわけじゃねぇんだから」

笑いながらカルナの背中をボンと叩く。


カルナは再び肩まで浸かる。

「俺は最近ここへ来たから内情は知らない」

「――最近てことは、タクスの新人か、コークのとこの拾いBOYか、フウカのひよっこにのされた奴か?」

「…」

「フウカのとこのやつか」


男は笑う。

「あいつ、素人相手に大人げねぇよな。その分じゃあいつから何も聞いてなさそうだな」

「……」

カルナは不貞腐れながらも男の顔を見る。


「俺らクラウドには身体能力を爆発的に高める特別なスーツが支給されているのは知ってるか?」

にやけながら男はカルナに喋りかける。

「あいつのされて勘違いしてるかもしれないが、あいつは怪力でもなんでもないからな?」


(詐欺だな)と心で呟くカルナだが、聞きたいことが山ほどある。

他にも話そうとしたが男は

「―――わりぃな、ボウズ。今呼び出しかかったわ」


(ボウズに格下げ? になってやがる…)

カルナが不思議そうに男を見ていると

「……ん? 不思議そうに見て――― あぁ! これはな、テレパスだ。仲間からテレパスで頭の中に呼び掛けてくんだよ。じゃ今度また会ったらゆっくり話そうぜ」


そういうと男は誰かと喋りながら風呂を後にする。

「うるせぇ! すぐ行くってーーの‼」

急いで服を着て風呂から出て行った。


カルナはしばらく浸かった後、部屋へ帰り明日の研修に備えて早く眠った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ