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VIXI---蒼炎のカルナ  作者: ネコるんるん
Spin-off
100/163

the current

それから話は現在へ戻り、タカがマンションでぐーたらDVDやゲームをして過ごしているエネに頼まれてお菓子やコーラを買ってきた。


「あぁ!! パパ このコーラじゃなくて違う種類の奴!!」

村の連中のことで落ち込んでいるエネに少し気を使ってわがままを聞いてはいるが、やはりイラつくものはある。

「わーかったわかった。ならお前も一緒に来い。好きなの買ってやる」


「いいの? わがまま言って怒られるとおもった」


「怒ってほしいのか?」

少しシュンとなっているエネを見て

「… そういえば前に渡した物、壊れちまったから他の欲しい物を何か買ってやるよ」


「え ほんと⁉」


「あぁお菓子でもなんでも欲しい物を好きなだけ買え。今日だけだ 明日からはスパルタだ」


「ならすぐに外に行く‼」


(いつもこのくらい聞き分けいいなら楽なんだけどな。あ、フレイに礼を言っとかねぇとな)

急いでエネは支度の準備を済ませ、二人は買い物へ出かける。


タカには決めたことがある。

①エネがいるときには極力トラブルは起こさない。

②プライベートの時は極力エネを一人にさせない。

③女遊びは極力しない。


その三つだ。


二人は外へ出て近くの百貨店まで歩いていると何やら噂話が聞こえてきた。

「タカだ。―――やっぱり噂は本当だったんだ。子供がいたんだ」

「あいつがもうパパか。なんか俺もがんばろ」

「おいおい子供全然似てなくないか⁉ まるで天使じゃねぇか」


すれ違う人達にジロジロ見られながらも歩いていると


「よぉ~タカ この前はよくもやってくれたな」


この前にぶっ倒した数人の輩が性懲りもなく絡んできたが

「よぉ、じゃぁな―――」


タカには決めたことがある。


何度も言うが①があるため、以前みたいな事はしないと決めている。

「パパ、さっきの誰?」


「あぁ―――知らね」


「それよりさ~欲しい物がね ネックレスとブレスレットとお菓子と日本刀と―――etc―――」


「途中までは良かったが、後のはどこで覚えた?」


「DVDで覚えた」

男は相手にされず横を通り過ぎ歩いていく二人に怒りを覚えた。

すぐに追いかけてタカの肩を捕んだ。

「待てよ パパ」


その言葉を聞いたタカは

「だぁぁあああれがお前のパパじゃああああああ!!!」


タカの拳がめり込んで、ゴング開始となり乱闘が始まる。


これがタカの現在の日常だ。


これからまた新たな出会いや別れがタカを待ち受けている。


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