もし君が今自殺をしていようとしているならば
とりあえず見とけ
君は行きているだけで素晴らしい。
もしも、君が今自殺をしていようとしているならば、やめたおいたほうがいい。
君が今どんな気持ちで死のうとしているのかは僕には検討もつかない。
でも、僕も何度か死のうと思った。とてもくだらない理由だけど何度か死のうと思った。その僕の行為はみんなにかまってほしかっただけなのかもしれない。
僕は、小学校の頃自分の理想と現実の世界のギャップを知って絶望した。
僕は、みんなよりも少し考えが進んでいた少年だったから周りの同級生や先生たちがやっていることが全部アホらしく見えてきた。何度か死のうとも思った。
でも、僕は死んでいない。今も悩み事は多くあるけど生きている。
このことを書いている今は、自分に対するいらだちと喪失感で気持ちがぐちゃぐちゃになっている。
でも、もう死のうとは思わない。だって、僕のことを全力で助けてくれた先生がいたんだ。その先生は口は臭いしだいっきらいな先生だったけど常に全力で僕にぶつかってきてくれた。
今は別れてしまった彼女も僕のことを本当に愛してくれていた。僕は自分の感情がわからなくなってしまって、その彼女をふってしまった。後悔はしていないが未練はある。
話が脱線してしまったね。
なぜ、自殺を止めるのかには理由がある。僕のこの話を聞いて君はとても嫌がるかもしれない。だけど、聞いてほしいんだ。
最初は、僕はこの世の人類が全員滅びればいいと思っていた。
人類が他種族を殺し、同じ種族でも殺し合う。目先の利益だけを頼りに生活をし、自分以外の人のことなんか考えたこともない。そんな人類がこの世には死ぬほどいる。
こんなことを思っていたら、人類なんか死んでしまえと僕が思う気持ちもわかるだろう？
でもさ、そんなクソみたいな中にも大切な人ができてしまったんだ。僕のことを1番に考えてくれている親。僕を信じてついてきてくれる部活の後輩たち。クソほど迷惑をかけているのに、見果たしたりはしない先輩たち。たった一握りのいい先生。大好きで大切な親友。こんなくだらない僕を愛してくれる女性。
こんないい人たちが僕にはいっぱいできたんだ。この人たちにいなくなってほしくない。というのは僕の「エゴ」なのかもしれない。きっとそうなんだろう。でも、僕はこの気持ちを大切にしたい。
君に大切な人はいるかい？いないかもしれない。そんな大切な人たちがいないから、君たちは自殺をするのかもしれない。でもさ、でも、本当にいないのかい？きみに、たった一言でも「ありがとう」と言ってくれた人はいないのかい？きみは生まれた瞬間から、世界から拒絶されていたのかい？僕は、宗教などはあまり信じていないけど、これだけは言えるよ。
君は生まれた瞬間から祝福されているんだ。何に祝福されているか？そんなの誰にもわからないだろう。だけど僕はそう信じて生きている。君は生きているだけで素晴らしい存在なんだ。
君が死んだら、きっと誰かが泣いてくれる。もしかしたら、それは君の知らない人なのかもしれない。
君が自殺をしたのがニュースにでもなって、有名になったら、きっと誰かが泣いてくれる。
僕は、そう確信しているんだ。なぜって？、こんなくだらない僕のために泣いてくれた女性がいたからさ。
その女性は今でも僕のこと愛してくれている。僕はどうすればいいのかはわからないけど、決してもう死のうとは思わない。彼女を悲しませたくはないからね。
君が何もしたくなければ、何もしなければいい。学校に行きたくないのなら、行かなくてもいい。僕も、一時期行ってなかった。
何度も言うけど、君たちは生きているだけで素晴らしいんだ。五体満足じゃなくてもいい。なにか障害を持ってったっていい。それが君の個性なんだから。
誰かを恨んだっていい。妬んだっていい。愛したっていい。何も思わなくてもいい。
僕が思うに、君のその自殺をしたいと考えること、それが悪いことだとは全く思わない。僕も死にたいと思ったからわかるよ、心がおかしくなりそうなんだろう？誰かにぶちまけたくなるんだろう？心の中がぐちゃぐちゃになってどうしようもなくなるんだろう？言葉に表せない変な状態になるんだろう？
君の気持ちは、全てとは言わないが、よくわかるよ。僕も今、そんな状態だからね。
君が死のうとしているのは、ある意味正しいことなのかもしれない死よりも苦しいことから逃げるための防衛本能なのかもしれない。
でも、死んじゃあいけない。君を愛する誰かを悲しませてはいけない。
君が納得するまで僕は何度でも言うよ。
君は素晴らしいんだ。
生きているだけで素晴らしい存在なんだ。
決して、死ぬなんて言ってしまってはいけないよ。
探すんだ、君を愛してくれる人を。
僕も考えるよ。
どうやったら、この世界をよくできるか。
…ずっと、ずっと考えるよ…
自殺はやめとけ
