表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
迷走中  作者: 渋谷奏
28/59

優しい剣士

「英語で細菌剣士とすると、ウイルス・ナイト。全世界が拒絶をする。そこで美少女侍忍者・抹茶娘アイドル・カロヤカさん。イージーだと、簡単になるので、優しい剣士、フレンドリー、スイート、ジャパニーズ・サムライ・カロヤカさんにしよう。ビューティー・サムライ・ニンジャ・マッチャ・アイドル・フレンドリー・カタナ・マスター・ミス・カロヤカ。にしよう。」

 天は、異世界ファンタジーモノだけど、戦闘はできるけど、戦闘をできるだけしないで、平和なストーリーの物語にしたい、という思いである。

「不思議よね。なんやかんやで、物語は進んでいくんだもの。カロヤカさんを含めて、日本四大妖怪にしてしまおう。」

 麗は、咄嗟に新しい展開を思いついた。

「でも皮肉ですね。ちゃんとストーリー展開を練った創作の異世界ファンタジー作品よりも、私たちライト文学部のような、日常青春モノの方が、最近の日本人には人気が高いんですから。」

 大蛇は、ディスル時も真面目にディスル。

「メイン・メンバーも6人で打ち止めにしときましょう。フェンリルさん、怒らないでね。でも、〇花なので、〇に入れる言葉を変えれば、簡単に、美少女侍忍者・抹茶娘アイドル・優しい剣客を量産できます。ニコッ。」

 笑は、7人目の茶店のアルバイト店員を心配した。

「今で6万字位は書けたと思うんだけど、もう飽きた。もう次の作品が書きたくなっている。というより、新しい作品のアイデアが降り注いでくる。ここで頓挫して、新しい作品を書くのではなく、なんとかして、カロヤカさんを書き続けなければ!」

 苺は、ムズムズ、ウズウズ、悶えている。

「敵は、ライバル。鬼、妖怪、鬼神という敵対勢力のボリューム感は、半端なくあります。ただ、じんわりだとか、ほっこりだとか、シクシク感動だとかを考えると、悲しいけど戦闘モノでは、私が敵と仲良く同盟を組んだので、もう激しい戦闘はなくなります。そもそも戦闘シーン自体が無くても良かったのかもしれません。」

 カロヤカさんは、本当に、真剣に、世界の平和を願っている、

「みなさん! 今日の和菓子は、甘くて美味しいシベリアですよ! もちろんお茶もありますよ! エヘッ。」

「コンコン。」

 本物の幽霊おみっちゃんとコンコンは、今日も平和だ。

「姫の私がさらわれる。そこをカロヤカさんの忍者の師匠、睦月ちゃんが倒されて、カロヤカさんが代わりに、私を悪い悪党から救い出す。これで劇場版ストーリーも完成ね!」

 ロイヤル奏は、自身で書いた作品をライト文学部に持ち込む。落選するとガソリンを撒いて火をつける。捕まったら「小説を盗まれた!」と叫ぶつもりだ。

「まとめると、新しいアイデアは、カロヤカさんの所の新しい敵役にしてしまおう。設定、スタイルも。そう考えると、全て、〇花さんにしてしまえば良いのか。あ、私は食べたら帰るからね。」

 幽子は、黒花さんにしようと思った。

「ルンルルン~。」

 カロヤカにお任せあれ。

 つづく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ