≪登場人物≫
【召喚者】
○篠原土筆。
本作主人公。
一般的な共学高校に通う2年生の男子。
家の扉を開けて一歩踏み出したら異世界に召喚されていた。
家族は父、母、父の弟の娘である義妹の4人家族。
召喚されてすぐに能力が戦士職なら誰でも会得できる自身の身体能力機能を向上させる”強化魔法”しか使えなかった。この事から周囲の者からは『外れ』と称される。
ただ……土筆の”強化”は通常の強化と違う事が後に分かってくる。
≪主な能力≫
♦強化魔法…SkillLevel【EX】(通常のSkillはLevel.1~10までで、EXの位は確認されていなかった。)
≪主な戦い方≫
”強化魔法”による肉体強化にて接近戦。我流の格闘術に、訓練場に落ちていた剣を”強化”しての我流剣術。自己治癒力強化による回復術も有する。
○浅木楓
≪ヒロイン候補≫
日本の高校に通う2年生の少女。土筆、怜顕とは別の学園。
肩位の長さの髪。落ち着いた大人目の女性に見られるが、腐女子でオタクである(一応隠してる)。スタイルは良い方。
ある日に異世界召喚され、土筆、怜顕と出会う。
♢『魔剣』を操る事が出来る。
♢『予見視』と言うSkill持ちで数秒先の未来を見ることが出来る。いつ視えるかは本人にも不明。
♢土筆の事は面白い男の子と思っている。気に掛けるているがあまりお節介するのもどうかと思っている。
○涼宮怜顕
日本の高校に通う2年生の少年。土筆、楓とは別の学園。
『OK』が口癖でイケメン。相手を引っ張る才を持つ。
身長は土筆と同じか少し高い。手足も長めで体は引き締まっている。
友達思いでもある。
ある日に異世界召喚され、土筆、楓と出会う。
♢『聖槍』を操る事が出来る。
♢槍による間合いを取りつつ攻め、魔法も高い威力を有する。
♢土筆の事は友人と思っており、何かと気にするが、あしらわれる。
【異世界組】
○アロマ・ラ-シュ
≪ヒロイン候補≫
王国騎士団に所属する女性騎士。年齢は15。
弓と雷魔法が得意の後方支援要員。
騎士団に入ってまだ1年と若い。
薄い金髪。翡翠色の瞳。心優しい性格をしている。
土筆に対し初めは特に思っていなかったが、訓練に向かう際に土筆に雑に置かれていた『剣』を貰って良いかと聞かれたのが最初の切っ掛け。時折土筆の訓練を目撃していた。
そしてある日に、訓練中に相手の剣が肩に当たり負傷。その際に土筆に”自己治癒力強化魔法”と”支援強化魔法”の実験目的で負傷した傷を癒される。その時の出来事に感謝し土筆のパーティに入る。そして共に過ごす中彼の秘められたチートを目にし気になる存在となる。
○ウンディーネ
≪ヒロイン候補≫
もとは下級魔物である水のスライムだった。
ある時に土筆と出会い、土筆に挑むも拳で殴られ吹き飛ばされる。倒さなかった土筆にリベンジを心に決める。その影響かスライムから進化し、スライムスキュラ、スライムキング、スライムドラゴンへと短期間で進化する。そして最終的に魔物の人化現象に至り水の精霊へと至る。
♢スライム…水色の球体の姿に丸い目と口を持つ。体当たりと銜え込むしか出来ない。最弱の魔物と呼ばれている。体は水状でなく弾力がある。鳴き声は『すらー』。
ある日に土筆が外で魔物相手に訓練しに来た際に出会い襲い掛かるも殴られて吹き飛んでいく。見逃された。
♢スライムスキュラ…スライムの頃より少しでかくなり触手を有している。触手で攻撃し捕まえ銜え込む。それほど強くない。進化して直ぐに土筆に挑むも触手を剣で切られまた殴られ飛ばされる。鳴き声は『きゅ、すらー』。
♢スライムキング…さらにでかく成長し頭の部分に王冠が乗っている。防御能力が上がっている。他のスライムを従える事が出来る。当然ながら土筆に挑むも、他10体のスライムを従えて挑んだが、全滅させられる。そして当人は殴られる。鳴き声は『きん、すらー』。
♢スライムドラゴン…スライムモンスターでは最高位の魔物。二足歩行で顔がスライムのままで、手はなく小さい翼を持ち、尻尾がある。水のブレスや、水球弾を吐き出すことが出来る。翼はあるが空は飛べません。体は衝撃に強い。かなり苦戦するはずのレベルの魔物だが、チート強化済みの土筆には勝てずまた殴られる。鳴き声は『どら、すらー』。
♢水の精霊…スライムとして上限を超えたことで最終進化した。スライムだったころの名残の水色のウエーブのある長髪にスライムの頃とは違い表情が読み取りにくい美少女の姿をしている。瞳はサファイア。中学生くらい。言語は進化したばかりなので『片言』。かなりの魔力を秘めている。土筆から『ウンディーネ』と呼ばれ、以降そう名乗る。
基がスライム故に『スライムドラゴン』等に変化できる。
○テスラ・イーグ
王国騎士団に所属する男性騎士。年齢は16歳。
剣と炎魔法を組み合わせた『炎剣』を駆使する魔法剣士。
騎士団入りして2年。召喚者パーティの30人入りする事から実力はある。
赤い髪に深紅の瞳。身長は175と土筆より高い。はっきりとした性格をしている。
土筆に対しては『外れ勇者』と期待外れと嫌悪感を見せていた。しかし幼馴染であるアロマが訓練中に負傷した際に土筆に”自己治癒力強化魔法”で傷の治療をして貰った事で、少しずつ感謝の気持ちを持つ様になる。
アロマと共に土筆のパーティ入りする。
アロマとは幼馴染だが特に恋慕の気持ちはない。しいて言うなら妹のようなもの。
その辺は義理の妹がいる点が似ている。恋愛事にはあまり興味がない。
○グリーヴァス・レバラ・シスクード
土筆達3名を異世界召喚させた張本人。
王国国王。
基本は善人で、こちらの世界の事情に土筆達を巻き込んだことを申し訳けなく思っている。
○エックス・レコン・ジレン
王国近衛魔導士の地位にいる魔法士の男性。”翻訳魔法”が使え言葉が分からない土筆達の通訳を任される。また国王とは友人のような気心のある関係。