ビクトーの打つ布石
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わーいわーいヾ(o゜ω゜o)ノ゛
そして共闘者への感嘆、不信を同時に抱いている者は、敵方にもいた。
ビクトーである。
SARUはギルバーティを共に倒した時に比べ、格段に強くなっていた。
ギルバーティの分体から経験値を得たビクトーとイゴールが束になっても及ばないと、一目見てわかった。
そして、今回は味方だが、それは金が絡んでいるのではないか、とビクトーは警戒する。
SARUとは、敵ながら何度も共闘した仲だ。
奴は、金次第で寝返る。
それで何度も勇者を窮地に追い込んだし、逆に何度も危機を脱せられた。
信用出来る相手ではない。
ここは撹乱の布石を打っておくべきだ。
「SARU貴様…!」
ビクトーの呟きに、カプリスが一瞬SARUを見た。
カプリスと視線が合ったSARUは、急いで視線を逸らし、ビクトーを見てはまた慌てて目を逸らした。
ビクトーは確信する。
「策に溺れたな、炎の女神官。SARUの扱い方に関しては、私に一日の長がある様だ」
焦りの表情を隠そうともしないSARUが、素早いシャドーボクシングから一気に駆け、ルレットを拳の射程距離に捉えた。




